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【24日は夜明け前】いちばん暗いんだから大丈夫

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今日はクリスマスイブですね。
だからなんやねん、と今日の私は通常運転です。
夜にささやかなクリスマスパーティっぽいことでもするのかな(家族で)

ちなみにあなたは24日のイブにどんな思い出がありますか?
賑やかな思い出やドキドキするシーン?
若いころ恋愛していたりすると、何かと勝負の日でしたよね。

ことしはどんな日になるのでしょうね。

 

 

***

12月24日になると私は毎年「ある方」を思い出します。
ずいぶん昔のことですけど。

その日も彼は仕事を頑張っていました。
まだこれといった結果も出ておらず、焦りと不安だらけでした。
とにかく毎日夜遅くまで仕事をする日々。

当然、イブもひとりです。

職場のみんなは早々に帰宅したのか、気づけば職場にひとりでした。

気力が何だか湧かない彼は、パソコンをカバンにしまってオフィスを施錠しました。
「今夜なにも予定ないけど、じぶんもかえろう・・・」

実は、紅葉がきれいで街にクリスマスソングが流れ始めたタイミングに、久しぶりにできた恋人にフラれました。
メンタルが弱かった彼は24日の日も悲しさを引きずっていました。

 

孤独の寂しさと街中のクリスマスの空気に耐えられなくなった「その人」は、一旦帰宅したものの、なんと深夜に衝動的に難波の映画館に自転車で向かいました。

 

そこでやっていたのは「男たちの大和」という戦争をテーマにした映画でした。
大国アメリカを相手に戦って散った日本の男たちの物語。
クリスマスと対局にある硬派なテーマに好感を抱き鑑賞することにしました。
正直何だってよかった。
イブの深夜、映画館にはポツポツと私含めて5人ぐらいいたでしょうか。

 

意外と感動する内容で、気づけば号泣しながら観ていました。
現実で色々あったストレスを洗い流すように涙を流していました。
こういう時って泣きたいポイントに便乗して色々浄化してしまうもの。

 

「何がイブじゃい!ここは大和、日本じゃ!」
気持ちがやや明るくなってきました。
そして流れてきたエンディングソング。

 

この呼びかけるような出だしの声の主は・・・おお、長渕剛です。
これまた、クリスマスとは対局にいそうな硬派な存在で力が湧いてくるのです。
「男たちの大和」&「長渕剛」

 

クリスマスイブというわけのわからんカタカナ英語を吹き飛ばす日本語の力に浸りました。
いい曲ですやん。
この邦画最高やん。
来てよかったなぁ。
何がイブ、何がメリーじゃい!ここは仏教の日本じゃ!
改めて心の叫びが聞こえます。

そして、やってきた曲のサビ。

 

 

 

 

 

『クロ〜ズ・ユア・ア〜イズ♪』

(そこ英語か〜い!大和ちゃうんかい!)
思わずツッコみましたよ。

でも、おかげで帰りは気持ちがめっちゃサバサバしましたけどね^^

 

 

***

・・・どうでもいいですね、こんな思い出話。
そう、これはかれこれ15年前の私自身のお話です。

クリスマス、あまり素敵な思い出はありません。
どちらかといえば、企画書に悪戦苦闘して朝方になっていた、とか
ひとりで壁を感じてもがいていた思い出ばかりです。

ほとんどひとりでいつもポツンと孤独感がありました。

色で言えば、真っ赤でもなくピンクでもホワイトでもなく、
心は漆黒の暗闇。

 

でも、
今振り返ると、
悪戦苦闘していた夜、
ひとりで寂しいなと映画を観ていた夜、
仕事で一人前になりたくて必死になって本を読んでいた夜、

 

そういった闇夜の次には、必ず必ず、朝日が差し込んでくるのです。
「夜明け前がいちばん暗い」「明けない夜はない」
そんな言葉がありますよね。

真っ暗の中にいる時にこの言葉を聞いても信じられないかもしれません。
オレはいつまでも真っ暗なんじゃないか、
そう思ってしまうものです。

でも、大丈夫です。
いまが真っ暗であればあるほど、どん底であるほど、夜明けは近い。
しかも次はとんでもない明るい日差しで照らされます。

何度も、そういう体験をしてきました。
だから、「もう終わりだ」「ダメだ」そう感じていたとしても

それでも、生きていきましょう!

 

はいつくばって、カッコ悪くたって、
まわりにこき下ろされていたとしても、

それでも、生きていきましょう!

 

あなたには価値がある。
生きているだけで、まだできることがたくさんあるのだから。
自分のことだけで精一杯かもしれないけど、
周囲に対してもできることはあるよ。

24日、まずは生きていることを祝福しましょう。
もう一度、言いますよ。
夜明け前が、一番暗い。
だからあなたは大丈夫^^

 

 

 

***

つくづく人生のシナリオはよくできていると思います。
いいことばかり続くわけではなく、
でも悪いことばかりが続くわけでもない。

振り返ってみれば、
最悪といえることの方が、何だか味わい深い思い出だったりします。
よかったことなんて、結構忘れているものです。
何がどう展開するかなんて、後々になってみないとわからないのです。
過去ってほんとは変わるのです。

だから、生き抜こうぜ。
夜明け前こそ、できれば明るく^^

私にとって24日はそういうことを思い出す日、です。
もう夜明けは、くるよ^^

 

それでは、また!
メリークリスマス♪

 

 

PS,

深夜映画もいいけど、
よかったらクリスマスに聴いてみて欲しい。

日本の至宝、さだまさしさんの名曲です。
『遥かなるメリークリスマス』
この曲に何度言葉にならないエネルギーをもらったことか。

https://www.youtube.com/watch?v=rWpHVCF-rUE

 

 



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