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惜しみなく教えるのがリーダーの役割

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先日いつもお世話になっているパートナー企業から、「講師向けに勉強会をして欲しい」との依頼がありました。

「頼まれごとは、断らない。」

この2年ぐらいのモットーにしているので二つ返事で引き受けました。
頼まれごとには何かしらご縁がある。
その流れに素直に乗ってみることで人生が好転していくこともあります。

さて、全2回のうち昨日が、その1回目でした。
前日までに全国から約100名ほど申し込みがあったようです。

この数、思っていた以上に反応がありました。

参加者は主に大学で講師をしている方たちです。

私自身も大学で講師をしているので分かるのですが、他の講師がどんな風に授業に向き合い、どんな準備や進め方をしているのかまず知る機会はありません。

もっといいやり方がないだろうか、と悩んでいても
他者と相談したり、他の授業を観察する機会に恵まれていないのです。

従い我流でそれぞれがやっています。
こんなんで教育のクオリティが上がるのでしょうか。

では、なぜ講師向けの勉強会で私が講師を引き受けられたのか?

決して講師としてパーフェクトだからではありません。
むしろいつも反省しています。まだまだ未熟です。

しかしながら、もともと企業研修のフィールドで様々な講師を目の当たりにしてきたこと、
組織人事コンサルタントとして、社会人育成やチームビルディングの現場に携わってきた経験とノウハウを(おそらく他の人よりも)豊富に持っているからです。

かつて、トヨタの社長である豊田章男さんがたしか社内向けのスピーチでこんなことをおっしゃっている動画を拝見しました。

「ボスは胸に秘める。リーダーは他者に教える。」

素朴な一行でしたが、これを聞いた当時の私には大きな気づきでした。

自分が経験したり学んだことを握りしめていても価値はない。
とっとと手渡してみんなの成果を上げる方にこそ価値があるんだと。

昨日の参加者は、はじめて会う方々ばかり。
それぞれ講師経験がある人たちなので、「どんなもんじゃい」という気持ちで参加された人もいたでしょう。

まぁそれは定かではありませんが、ほぼ皆さんカメラオフ。(想定内ですしOK)

約2時間惜しみなく、手渡しました。

・大学講師のキャリアや可能性の広げ方
・あるテーマの授業デモ
・授業をストーリーにする構成
・講師が持つべき大切なスタンス
・学生の気持ちを引きつけるTips
・Q&A

今回はビジネス書1冊分程度の参加料でしたが、
それ以上の価値を提供できたと思います。

最後までカメラはオフの方がほとんどでしたが、チャットからは
「こんな惜しみないノウハウを聞けて今日は本当によかったです!」
といった感謝コメントをたくさん頂けました。

良いと思ったらとことんパクってください。
そしてみんなでより良い授業をしていきましょう。

そうお伝えしました。

ひとりで握っていても腐るだけです。
今後も誰かの役に立つならどんどん手渡していくつもりです。

カッコつけているわけじゃなく、これでいいのです、与えて与えて空っぽになれば。
どうせ、空っぽの私にまた新しい経験やノウハウが入ってくるって分かっているので。

来週、もう1回やります。
とても楽しみな時間です。

それでは、また。

 

 

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