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ノスタルジックな光景【伊根の舟屋】に感動。

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伊根町を初めて訪れました。
日本にこんな素敵な場所があること、知らなかった。
京都・天橋立は有名ですが、そこから20分程度車を走らせたら伊根町です。

伊根湾をなぞるように
海沿にずらっーと同じような舟屋が並んでいます。

最初、遠目には「古い家が海の近くにある」程度です。

次第に「ん?結構な数の家、海沿いギリギリに並んでいるぞ」と気づきます。

更に近くで見ると「ええっ!!海沿いというよりちょっと海の上やんか!」と驚きます。

 

まさに日本で一番海に近い町!です。

 

この舟屋群。
すかさずネットで調べてみました。
なんと伊根湾沿いに約230軒も!!
しかも江戸時代中期から存在していたようです。

 

舟屋は1階が船のガレージ。
自家用車みたいに、自家用船がどの家にもあったのでしょう。
2階は倉庫なのか、住居スペースなのか分からないけど。
山を背にして、海を正面にした同じような構えの船屋群。

 

なんだろうか、このノスタルジックな光景は。
有名映画のロケ地にもなったことがあるそうですが、味のある町なのです。
古い街並み、海ギリギリというかちょっと海の上にかぶって建てている舟屋群。
この町で、海で暮らし一生を過ごした人たちがいた(今も)。

なんとも言えない懐かしさ、温かい気持ちが湧いてくるのです。

舟屋と舟屋の間に人ひとりが通れるわずかな間。
この隙間から見える海の景色。
なんでしょうね、妙に感動する隙間でした。

 


海と共に生きる。

そんなシンプルで潔い覚悟が暮らしの中に息づいているように感じる土地なのです。

都会というのは、時にアレコレと迷いやすい暮らしでもあります。
スマホばかり見て、他人がどうだとか、こんなノウハウがあるだとか。
選択肢が多く便利でスピード感のある生活にはなるけど、同時に迷いも増える。

 

勝手な想像ですが、ここは違う世界かもしれません。
「1つ」にフォーカスして生きればいい。
シンプルです。

 

価値観はそれぞれですが
1つのことに向き合い続ける人生は尊敬に値すると思います。
制約というのは豊かさを生む源泉です。

 

黙々と作業していた地元のおじいちゃん、
海と共に生きてきた男、でしょうか。
優しげな眼差しだけど、ふくらはぎは完全アスリートでしたよ^^

 

「あなたにとって重要なのは、何?」
それ以外のことは、全部捨てていいんじゃないの?
海のアスリートにそう言われている気がしました。

 

豊かで意味のある人生とはなんだろうか、
改めてシンプル思考を自分の人生の軸に置いていこうと。
そんなことを考えながら帰路につきました。

 

ちなみに、伊根町。
近年は観光地としてもいろいろ努力されているようで、
古き舟屋を残しながら、お洒落なカフェや様々な体験ができる
など古さと新しさの融合を工夫されているようです。

海を眺めながらコーヒーなどのお茶、そして美味しいスイーツも楽しめます。
ちなみにここは「INE CAFE」というお洒落な雰囲気のお店。
フラッと入りましたが、店員さんの対応も感じよかったです。

初めてなのにどこか懐かしい気持ち。
時間の流れがゆっくり感じる居心地のいい町でした。

リラックスしたい方には超オススメです。

たまたま訪れた伊根町、そして舟屋群でしたが、
海もきれいで本当に素晴らしい場所でした。

旅は錆び付いた感性を刺激してくれます。

海外も大好きですが、こんな情勢の時だからこそ、国内の素晴らしさを改めて発見するのもアリですよね。

それでは!

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