週末、嫌がる子どもたちを説得して、ひさしぶりに家族でドライブに出かけました。
海を眺めながらおいしいピザを食べるために、わざわざ2時間車を走らせます。
行き先は兵庫県・赤穂御前。
この小高い丘の上に伊和都比売(いわつひめ)神社があります。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63228671/picture_pc_eab26f5d0868934d0eac91d27365dede.jpg?width=800)
海上から参拝する人のために海を望む鳥居が建立されたのだとか。
この鳥居を見ているだけでも人生の見通しが良くなりそうです。
この神社から瀬戸内海へおりていく坂があります。
坂の愛称を「きらきら坂」と呼ぶのだそうです。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63214013/picture_pc_bb7d73a305400f0b017afa31a00126d9.jpg?width=800)
この坂がなんとも気持ちがよいのです。
瀬戸内海を見渡しながら、ゆっくりと降りていきます。
坂道沿いに、カフェやジェラート屋さん、ガラス作家のアトリエ(ショップ)が並んでいます。
その先に、本場ナポリ料理店「SAKURAGUMI」。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63225551/picture_pc_f529038cd3df5d181f9670ea7169735b.jpg?width=800)
目的はここ。
ここに絶品のピザがある、といううわさ。
注文してピザが焼きあがるまで、時間を要するというので、さらに海に向かう階段をおりて散策しました。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63226048/picture_pc_a86ade464e5c0648b455de901a94bf48.jpg?width=800)
どこまでも広がる青い海と空。
天気がよかったので、まぶしいくらいキラキラしていました。
そうか、この坂の「きらきら坂」という名称は、そんな空と海から来ているのかもしれないという想像。
子どもたちのはしゃぐうしろ姿をおだやかな瀬戸内海がやさしく包みこみます。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63227561/picture_pc_805f35085513377e31dd2918be30a851.jpg?width=800)
そのうしろで見つめる怪しいおじさん。
「な、来てよかっただろ?」
しかし、どうして子どもというのは、水を見ると足をつっこみたくなるのでしょうか。たのむからぬれないでくれ。
ほどなく、スマホに「ピザが焼き上がりました」の連絡。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63226390/picture_pc_87332b9b1ac8929f561dd45e2cd212ed.jpg?width=800)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63226380/picture_pc_39906586d213f312c675c8f368bf8687.jpg?width=800)
見てわかる、あきらかに美味しいやつです。
お店の中ではなくお持ち帰りにし、外でいただきます。
海を眺めながら焼き立てのピザを食べる。
そうです。
これをしに来たのですから。
素晴らしいロケーションで、おいしいピザ。
この組み合わせって、できそうでなかなかできないことかもしれません。
人生でいつかやってみたいと思っていた一つでした。
「あ〜おいしいね。」
今まで食べてきたピザとはちがいます。
なんてやさしいピザなんだろう。
ぜいたくで幸せを感じられる時間でした。
(ビールが欲しい・・けどがまん)
さいごは、さっぱりと濃厚なジェラートを食べながらふたたび階段を上がります。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63228503/picture_pc_580d870f75e41af0396e44660c527c23.jpg?width=800)
関西圏の方、きらきら坂はオススメです。
このロケーション、瀬戸内海に沈む夕暮れも最高に美しいでしょう。
近隣には温泉あり、公園ありとさらに楽しめる施設があるようですよ。
今回のわが家は海を眺めながらピザとジェラートをいただいて、また2時間かけて家路に。
「たまにはこういうの、いいね。」
ぼちぼち友達との予定を優先するようになってきた子どもたち。
いつまで付き合ってくれるのか分かりませんが、今回のドライブはみんな大満足でした。
わざわざ時間をかけて、エネルギーとお金を少し余分にかけてやってみる。
喜びってそんなところから生まれるのかもしれません。
時短、コスパ、効率・・・たしかに大切です。
仕事の大半は「さっさとやる」ことに価値があります。
でも、思えば人生の喜びって「わざわざすること」の中にあるんですよね。
最近「わざわざ」何かしていますか?
喜びが足りないと思うなら、わざわざ何かをしてみるといいかもしれませんよ。
それでは、また。