つくづく人生は前提の置き方次第なんじゃないかと思うのです。
たとえば、「わかりません」もしくは「むずかしい」という言葉。
大学生からおじさんまで、定番のセリフですよね。
これらを言ってしまうと、思考はあっさり閉じてしまいます。
「あ〜あなたの為にもう考えなくていいのね、ほな寝るわ」と。
できるだけ言わないようにしたいものです。
もしも、ポロッと言ってしまい思考が閉じそうになったら、すかさずこう言い直しましょう。
「もし、わかるとすれば(なんだろう)?」
「もし、簡単だとすれば(なにをする)?」
こんな感じで、わかる、簡単だという前提に書き換えてみるのです。
すると不思議、何かアイデアやアクションが出るものです。
まったくのゼロで立ち止まっているのか、小さな1歩があるのか、大きく違います。1があれば、2が続きます。
「もし、わかるとすれば?」
「もし、簡単だとすれば?」
じぶんに対して問いかけてみてください。
もちろん、誰かが行き詰まっている時にも使えます。
相手の鉄壁なディフェンスの間をすり抜けるスルーパスのような問い。
一瞬で前提を変えられます。
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そう、人生は前提の置き方次第なんじゃないかと思うのです。
自信がないと感じているなら、自信があるということにする。
お金が稼げなくて悩んでいるなら、稼げているじぶんということにする。
豊かさを得たいなら、豊かさに包まれているということにする。
私は素晴らしいということにしておく。
愛されているということにしておく。
毎日が最高ということにする。
その前提を持つじぶんなら・・と考えてみるのです。
思考って、プラスに使うとどんどんプラスが加速していきます。
大好きなエピソードを1つ紹介します。
あの大ロックミュージシャンの矢沢永吉さん。
彼はかつて知人に裏切られ、35億円もの借金を背負ってしまったことがありました。のしかかる絶望感と借金のプレッシャー、マスコミの大バッシングを受ける矢沢さんを前に、当時奥さん(税理士さんという説も)が矢沢さんにこう言ったそうです。
「35億?ヤザワなら、返せない額じゃないよね」
え、35億が返せない額じゃない?
ヤザワなら、できないはずがない・・・?。
もし、返せるならオレは何をするだろう?
そこから、矢沢さんは全国ツアーであの「YAZAWAタオル」を販売するというアイデアを見つけます。
結論、彼は見事に借金完済。
時々このエピソードを思い返しながら、励まされます。
前提次第で人はじぶんの人生を変えていけるのだと教えられます。
但し、注意したいのはプラスだけではなくて、マイナスも同様ということ。
たとえば「私はダメな人間だ」という前提にすれば、いくらでもダメが加速していくのです。
「もう、やめとこ」「もうムリ」「あきらめよう」になるでしょう。
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要はどちらに前提をフォーカスするのか、です。
どちらの前提にじぶんを置くのか。
それだけのシンプルな話。
もしもそれをじぶんで決めていいとしたら、どっちにしますか?
前提の置き方は至ってシンプルな言葉です。
今日のあなたは素晴らしい。
ぼくも素晴らしい。
(ということにします!)
たったこれだけでも気分良くないでしょうか。
素晴らしいあなたは今からどんなことをするのですか。
こんな感じで毎日どんどんプラスを加速させていきましょう。
それでは、また。
永ちゃん、何歳になってもカッコいい!