長年企業でのワークショップ、大学での授業など人前で話す仕事が多いぼくですが、よく聞かれる質問があります。
「人前で話をする際に、どんなことに気を付けているんですか?」
ぼくはシンプルにこうお伝えしています。
その時間、じぶんが一番楽しむことです
と。
なぜ聴き手や参加者じゃなく、じぶんなのか?
「元はじぶんだ」という原則をもっているからです。
相手を楽しませたいなら、まずじぶんが楽しんでいること。
相手に感謝されたいなら、まずじぶんが感謝すること。
そう、まずじぶんからなのです。
「なんか知らんけど今日のこまさんめっちゃ楽しそうやな~」
って思ってもらえたら、
ぼくが話す内容にも興味が出るでしょう。
仮にやや内容が薄かったとしても、聴く耳をもってもらえると思います。
実際そうです(笑)。
(もちろん半分冗談で、内容はあるに越したことはありませんよ!)
実は、どんなに言葉巧みなスキルやいい内容をもっていたところで、言葉以外の雰囲気というのは大きく影響して伝わっています。
誤解を恐れずに言います。
どんな雰囲気を醸し出す人なのかってところは、内容よりも(無意識に)重視する聴き手が多い気がします。
なので、機嫌よくニコニコして人前に出るようにするし、終始その調子でお話するということを大切にしています。
慣れないうちは演じていましたが、ここ数年はわりと自然体です。
そもそも人に何かを伝えられるって楽しいことであり、喜びなのです。
みんなに会えてめっちゃ嬉しいっ!て思えるので。
(言っていることがアイドルみたいですが、ぼくはゴリゴリのおじさんです)
自然と「うわ~今日も楽しいなぁ」と思える自分がいます。
同じように参加者も「楽しかった」と思ってもらえる場が多いと自負しています。
逆に不機嫌なまま、人前に出たらどうでしょうね。
人間同士ってなにかと伝染するじゃないですか?
代表的なのは以下3つ。
1,あくび
2,イライラ(不機嫌)
3,笑い
いわずもがな、笑いだけ伝染させたいですよね。
楽しいと人はいい印象として記憶にも残りやすい。
つまり学習効果にも影響しているわけです。
聞き手に笑ってもえらえると嬉しいじゃないですか?
もう、こまさんレベルになると、スベッても楽しい!
(・・・すいません、いまちょっと強がりました)
まぁそう思えたら最高ですね。
というわけで、元はじぶん。
なんでもそう、じぶんからはじめる。
なんたって他人は思い通りにはできませんからね。
人前で話すときには、まず思い込みでもいいから”まずじぶんが楽しもう”ってことを参考にしてみてくださいね。
さいごに。
じぶんが楽しむなんて・・緊張してそれどころじゃないわ、と思ったあなたへ。
いつも同じ状態で生きるって考え方があります。
人前の時だからとかではなく、いつでもどこでも今この瞬間を楽しもうとしてみる。
そんな生き方です。
そんな日頃のあなたこそが、もっとも伝わるのかもしれませんよ。
それではまた。