何かゴールに向かっている途中、必ず1つや2つ失敗や問題に直面するものです。
最近、何かで失敗しましたか?
私はあることで豪快に損失を出しました・・・
久々に血の気がサッーと引いているのを感じました。
そんな時は、まず自分を立て直すことが肝心です。
落ち着け、自分。
そんな時に私がやったこと3選。
解説します。
ゆっくり呼吸を1分間
「あぁ〜やってしまった!」
その時、まず自分の呼吸状態など気にする人もなかなかいないでしょう。
そんな内面に気を向ける余裕もないのが失敗の瞬間というものです。
ですが、何事もまずは心を落ち着かせることが肝心です。
失敗した動揺から判断をまた誤らないためです。
私のやったことは、とてもシンプルです。
まずはゆっくり呼吸に意識を向けたことです。
やらかした時って大抵首元あたりで浅い呼吸をしています。
浅い呼吸では酸素不足になり、思考が走りません。
やり方は至って簡単です。
①おへそあたりに手をフワッと置き、
②ゆっくり呼吸する。
それだけです。
1分もやっているとやや落ち着いてきます。
(動揺している時って、1分でも長く感じるんですね〜)
1分にこだわらず、2分でも3分でも、落ち着いてきたと感じるまでやりましょう。
事実を書き出し、眺める
次に失敗したという事実関係をしっかり書き出します。
頭の中はグルグル回っているので、紙に書き出すのです。
情報の可視化は基本だと思ってください。
箇条書きでOKです。
5W1Hをベースにして書けばもれなく書けるでしょう。
ポイントは「事実」だけ書く。
仕事はもちろんですが、事実を出発点にしないと次の一手を誤ります。
頭の中が混乱していると事実と主観が混ざります。
人は混乱すると、他責にしたくなるし、様々なバイアスがかかってトンチンカンな判断をしてしまうことがあるのです。
だから、事実に絞って書き出す。
裏紙でもいいし、ホワイトボードでも。
いつ、どこで、何が、どうした、なぜ?
手書きで事実を書き出すだけで、冷静になってくるものです。
(不思議ですが、キーボードだと冷静になりにくい)
書き出したら、そのメモをじっ〜と眺めてください。
これを客観視と言います。
書いたものを客観的に眺めることで頭の中がラクに整理されるからです。
事実に基づいて考えていく。
日頃からこの習慣を身に付けたいものです。
どんな問題であろうが、事実から丁寧に洗い出す。
どんな名探偵も著名なコンサルタントも
何かを解決する時の基本は一緒です。
実際は、冷静に事実を捉えたら、
すぐに関係者に情報を共有するのが、基本の流れです。
が今回の記事では、自分を立て直すことに焦点を当てております。
中長期視点でこの失敗から学び尽くす
今起こった失敗というのは、短期目線で認識されることが多いはずです。
しかし、中長期の時間軸でみたら解釈がどのように変わるのでしょうか。
・この失敗をきっかけにして大成功するかもしれません。
・この失敗から大発見が生まれるかもしれません。
・何より、この失敗を活かすことで成長できます。
今この瞬間だけを切り取って「失敗」とラベルをはり落胆している私たち。
でも長い目で見れば、それは大きなギフトになるのかもしれないのです。
先人たちはそんな言葉を数多く残しています。
思いつくかぎり挙げてみます。
人間万事塞翁が馬
禍福は糾える縄
雨降って地固まる
雨の後は上天気
怪我の功名
喧嘩のあとの兄弟名乗り
破れりゃ固まる
失敗は成功のもと
結果オーライ
楽あれば苦あり(ん?ちょっとちがうかな)
どうですか。
私やあなたの小さな失敗、
もしかしたら今後「アレがあったからこそ」と言われる大成功のきっかけになるかもしれないのですよ。
多くの成功物語のスタートはとんでもない不遇、トラブルや失敗から始まっています。
もし大ピンチだと思ったら、それは大成功物語のプロローグ。
「ここからはじまる」
そうつぶやきながら、大逆転のシナリオを描いてみてはどうでしょうか。
長〜い目で「今」という点を捉え直してみましょう。
そのために、
最も重要なのが、これです。
要するに、失敗から学ぶこと。
挑戦したら、何かわからないけどトラブルや失敗はほぼ必ず起こります。
それをもう最初から「織り込み済」にしておくのです。
失敗は学習につなげる。
【すべての失敗は学習とセット】で折り込んでおくのです。
長期的なシナリオではエンディングは最高にハッピーになります。
しかし、その途中途中はいろんなトラブルや困難があります。
そこから学び、次に生かして強くなっていくのです。
・この失敗から私は何を学べたか?
・この失敗からどんなことを気づいたのか?
・この失敗は今の自分に何を教えてくれたのか?
ぜひメモ書きしてください。
これができたら、ほぼ立て直っているでしょう。
気持ちは前向きなはずです。
一方でダメなのは「学び?ハイハイ」と、
なんとなく頭の中でフワッと浮かべて終わる人。
これでは次に繋がりません。
失敗という大切なメッセージを既読スルーしてしまうようなもの。
このアクションの違いが後々大きな差になっていくのです。
なぜか。
また似たような状況はやってくるからです。
天は私たちを試してきます。
アレしっかり学んだ、よね?と。
そこで勝負あった、となるでしょう。
私はこれまで数えきれない失敗がありました。
始末書も何度も書いたことあり、たくさんの方々にご迷惑もおかけしました。
でも、私の本当の失敗とは、失敗した時にそこからの学びをナメたことです。
あるときそれに気づいてからは、
1つの失敗からの学びをびっしりノートに書き込んでいます。
経験を積んだ今でも失敗した瞬間は痛いし、情けない気持ちになります。
しかし、失敗という痛みがあるからこそ、成功の喜びや快感もあるわけで。
失敗、ありがとう!なのです^^
その心境になっていたら、もうとっくに立ち直ってますね。
以上、あなたにとってご参考になれば幸いです。
失敗はギフトだ^^
それではまた!
①お腹に手を当ててゆっくり呼吸を1分間
②事実を紙に書き出して、眺める
③中長期視点でこの失敗から学び尽くす