こたえは、紙に書くことです。
その構えだけでOKです。
ぼくは「考える」ことの定義を「紙に書くこと」にしています。
書くという行為こそが考えている、と言えるわけです。
なので、書いていなければそれはただ「悩んでいる」ということになります。
考えると悩むは別モノとした方がいい。
悩みというのは頭の中でグルグルとジャグリングするものです。
あーでもない、こーでもないと延々悩み続けることができます。
まさに悩みのお風呂に浸かっている。
まーこんな状態です。
それはそれで、案外心地いいときもあるのかもしれません。
悩み続けるじぶんに酔いしれるというか。
ぼくも何度も経験してきましたが、悩みのお風呂に浸っていると、だんだん一体何について悩んでいたのかすらぼんやりしてきます。
具体的な悩みだったのが、どんどん抽象的で巨大になっていたり、関係ない過去の悩みや感情が加勢してきたりと、ぐじゃぐじゃになります。
なかなか悩むとグッタリしてしまいません?
趣味として、悩むというのもたまにはよいと思います。
しかし仕事や学業を前に進めたいあなた。
「悩む」ことと「考える」を分けてみるのはどうでしょうか?
ほんとうのところは、別にひたすら悩みたいのではなく、手早く考えて結論を出して、とっとと行動したい。結果を変えたいんですよね。
ならば、つべこべ言わずになんでもいいから紙とペンを手に持ちましょう。
それが「考える」という基本の構えになります。
そう、考えるのは構えから。
経験上、たったこれだけを実践するだけでも悩みのお風呂から抜け出せます。
紙にはペンでまずこれを書きます。
たったこの3つです。
思考はいつもシンプルに。
もちろん思ったこと、感じていることなどを落書きするように書き散らかして構いません。
何歳になろうが、落書きは気持ちいいものです。
紙の上というのは、誰にとっても自由な空間なのですからなにを書いたって構いません。
でも(仮)でいいので、1つの結論は必ず書きましょう。
結論とは、行動。
なんらかの具体的な1アクションです。
たとえばこんな感じです。
①今、考えたいことは?
→今夜何を食べるか?
②結論は?
→キムチ鍋をたべよう!
③どうして?
→なんか身体があったまるものが欲しいから
まず紙に書き出すと「最初の問い」は消えませんよね。
ずっと目の前にあります。当たり前ですけど。
お題がハッキリしたまま、思考を続けることができるのです。
何について考えているのかがハッキリしていることってなかなか大事なのです。
しかも問いを書いた瞬間、ぼくたちの脳は答えを探しに勝手に動き出していく優れた機能をもっています。
答えが瞬時に浮かび上がることだって案外多いものです。
そう、ぼくらは問いを書き出した瞬間に、ほとんどもう答えをはじき出していることが多い。
だから「書けば」いい。
何を最優先にするべきか、書き出したものを見た方が圧倒的に選びやすいのですから。
今、悩みのお風呂に浸かっているなぁと感じたなら、そろそろお風呂から上がりましょう。
ちょっと紙とペンを用意して「考える」構えをとってみてください。
たぶん、書き始めたらものの数分、いや秒で結論は出せているはずです。
悩むのか、考えるのか。
1秒でも早く考えるにシフトしよう。
ぼくたちは悩みのお風呂から出られたら、かんたんに前に進めるのです。
それでは、また。
PS,
でもほんとうのお風呂は大好きですよ。
そっちは長時間つかりたいものです。