人間というのは「できるかも」と思うだけで気分がパッと明るくなり、脳は答えを勝手に探し始めます。
なんとなく身体まで軽くなる気がします。
不思議なものです。
一方で「ムリムリ。絶対ムリ。できっこない。」
そこで立ち止まっていると、アイデアなんて出ないし、心身ともに重たくなります。もう寝よかってなりますよね。
つい3分前まで「絶対にそんなのムリだ」と言ってたあなたが、たった数分の間で「できるかも」に変化した理由は何でしょう。
それは、可能性の対話をしたから。
可能性の対話がぼくは大好きです。
コンサルの場面でも使いますし、部下育成でも家庭での子育てでも。
いろんな場面で使ってみてほしいと思います。
やり方は簡単、こんな感じです。
この1フレーズだけ覚えてください。
「それがうまくいく可能性って、0.1%ある?ない?」
「ある」という感情が湧き上がってくるまでゼロを増やしていきます。これだけです。
0をどんどん足していけば、どこかの段階で気持ちが(いやいやそんな確率ならあるよ!に)変化する瞬間があります。
すると、気分がパッと変化し、脳が前向きにヒントを探し始めるのです。
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たとえば。
「億万長者になりたいなぁ(でもそんなのムリだよなぁ)」
ふつうはそこでチーン。試合終了です。
そんな時、可能性の対話を発動させてみましょう。
「なれる可能性って、0.000…1%あるかな?ないかな?」
う〜ん、0.000…1%なら、あるかも!
試合は続行です。
脳が億万長者に向けてヒントを探しに走り出しています。
こんな場面でも。
「あの人と付き合いたい(でも、私なんて相手にされないよな・・・)」
「待て待て。付き合える可能性って、0.00…1%ある?ない?」
(自分自身にちょっと呆れながら)そりゃ万が一は、あるよ。
恋愛のプロローグはこれからでした。
さぁ脳は今夜からあなたを自分磨きに仕向けてくれるでしょう。
先日実際に使った事例として。
週末に部活(バスケ)の大会を控えた長男と。
「試合に勝ちたい(でも強豪だし勝てねぇだろうな・・・)
パパは、すかさず問いかけました。
「その相手に勝てる可能性って、0.000…1%ある?ない?」
おいおいそりゃ、、0.000…1%なら、、、、ワンチャンあるよ!
イエス、試合は負けと決まったわけではない。
長男の脳は、勝つためのヒントを掴みに動き出しているはずです。
*
こんな感じで、いろんな場面で「可能性の対話」をしていきます。一人でも、誰かと居ても。
脳というのは、いつでもあなたの味方だった。
1%、いや0.00001%の可能性でも「ある」と気付けば、ぼくたちは新しい1歩目を踏み出せるのです。
なんかいけるかも。
できるかも。
その雰囲気をまとうことが大事。
脳は今までスルーしていた、見えていなかった景色をあなたの目の前にもってきてくれるでしょう。「できる」という勇気を添えながら。
一見難しいこと。
すぐ諦めてしまいそうなこと。
高い壁の前で呆然としそうなこと。
そんな時に、そっと唱えましょう。
「うまくいく可能性って、0.000…1%あるかな?ないかな?」
どう、ある?ない?
ほら、どこからか10-feetの第ゼロ感のイントロが聴こえてきませんか。
諦めたらそこで試合は終了でしたよね。
それでは、また。