昨日は生まれて四十何年目かの誕生日でした。
1つ決めたことがあります。
もっと「ゆるもう」ということです。
その決意自体がすでにゆるっとしているわけですが。
今回はその決意の背景を少し解説したいと思います。
多くの大人に通じる何かヒントになるかもしれませんので。
ゆるむとは?
とにかく、余計な力を入れずに心身ともにリラックスしながら仕事をしたり、家族と過ごすことです。
しかし、言うは易し、行うはなんとか。
まだまだ体のアチコチ、心のどこかが力んでいます。
意識してのこれ、です。
おそらく無意識レベルでは、私たちは想像以上にググッと力みながら、自分を締め付けながら生活をしているのではないかと思います。
・こうしなければ(やりたくないけど)
・昔からこうだった
・自分とはこういう人間だ
見えない鎖で縛り付けていることってたくさんありそうです。
試しに「ふわ〜っ」と息をゆっくり吐きながら遠くの空や山を眺めてみましょう。
それだけで、力みが抜ける感覚があります。
そう、それだけ余計な力みってたくさん抱えながら生活しているのです。
抜いても抜いても湧き出るように、力みってどこからか湧いてきます。
ゆるんでいない証拠です。
ゆるもうよ、これが今の私のテーマです。
なぜ「ゆるむ」なのか?
実は5月のGW明けごろから突然やってきた腰痛に理由があります。
ツボを押したり、腰痛を緩和するストレッチなどあれこれやってみたのですが、一瞬ラクになるものの、どうも痛みの根っこは残ります。
そんな身体と対話してみたんですね。
するとこんな内声が聞こえてきたのです。
(正確には、聞こえた「ように感じた」)
”りきみすぎ”やで。
いつまで30代の熱い気持ちでおんねん、
そんなやや呆れたようなささやきの声。
単純にデスクワークが増えたから、というだけではなく、
どうも身体にも心にもムダに力が入っていたのではないか。
うん、たしかになぁ。
ざっくり言うと、そんな内省ができたのです。
この腰痛は「気づけよ」と言うメッセージか・・・
身体って、じぶんにとって大切なことをたまに教えてくれます。
ゆるむと何がいいのか?
そんな背景から、「ゆるむ」なのです。
ゆるむことのメリットは、身体だけでなく、心の「可動域」が広くなるという点。
つまり、端的にいってパフォーマンスが上がります。
アスリートの世界ではすでに常識です。
かのNBAのスーパープレイヤーであるマイケルジョーダンは、ベロを出しながらすんごいドリブルをしていたし、100m走の偉人カールルイスも50メートル以降は笑顔で走るとペースが落ちないと言っていたようです。
どうやら笑顔には、筋肉を柔らかくし血行を良くする効果があるようなのです。
そういえば甲子園に登場する球児たちも、いつの頃からか試合中の笑顔が増えています。
ピンチの時ほど、笑い合っていますよね。
眉間にシワを寄せたままでは、誰かをホメるのは難しいものです。
どちらかといえば、反論や批判モードになりがちです。
そして、モノを言うときにも目線がどうしても上がります。
ゆるんでいると、笑顔になりやすい。
小さなポイントをホメる余裕が生まれます。
対話でも、川上からではなく、川下で待ち構えて相手の言葉を受けることができます。
自分だけではなく誰かのミスや失敗にもドンマイ!と言いやすい。
流す感覚、スルーセンスが働くのです。
ゆるむって今の時代のキーワードかもしれません。
ゆるんだ人には安心感を覚えるし、一緒に居たいなぁと感じます。
だから、まず自分がゆるみきっていこうと思うのです。
ゆるもうと決めた瞬間、アレがなくなっていた
そういうわけで、
わたしの人生における後半戦は、いかに余分な力を入れずに、ポップでライトな生き方を実践していくかです。
とにかく笑いたいし、
やさしい文章を書きたいし、
誰かに小さな喝采を毎日送りたい。
そして、
なにより安心される人でいたい。
そうなるためのキーワードが「ゆるむ」の3文字。
過去にとらわれることなく、未来を思いわずらうことなく、
ますます嬉しく生きていくことに通じます。
そして、今を1ミリも否定したくないんですね。
もっとゆるもう。
もう、それだけでいいんじゃないかとすら思っています。
そうしたらなんと。
不思議ですが、腰の痛みがどっかに消えて無くなっていました^^
気分かよ!(笑)
でも、人間そんなもんかもしれません。
緊張と緩和、どちらも生きていく上では大切ですが、
じぶんのバランスをちょっと見直してみてもいいかもですね。
ゆるさ、いいですよ。
それでは、また。