・これからなにかに挑戦しようとしている。
・ちょっと今、壁にあたってもがいている。
・もう、あきらめそうだ。
そんな方へのエールのつもりで。
「ちょっと時間をつくって、メモリーマネジメントをしてみませんか?」
メモリーマネジメントとは、PC関連の用語ではなく、あなたの過去に関わる作業を指します。
やり方は、とってもカンタンです。
■過去の成功、うまくいったことをリストアップする。
これだけです。
今までの人生を振り返って、
小さなことから大きなことまで何か達成したこと(できたこと)を書き出してみるのです。
たとえば・・・
・運動会のかけっこで1位になった
・25メートルを息継ぎしないで泳げた
・木登りで一番高く登れた(その後落ちたけど)
・中学校のクラスでお笑い担当だった
・野球部員の紹介文を書いたら大ウケして校内がゆれた
・高校では落ちこぼれだったけど、猛烈に受験勉強し合格できた
・バイト先でリーダーになってお店をいろいろ活性化した
・滑舌の悪さを独自のトレーニングで克服した
・上司のパワハラに耐え抜いた
・全く英語ができなかったけど、外国人の友達を作れた
・毎日会社を辞めたいと思ったけど5年間はやり通した
・やりたい仕事をやれるようになった
・理想の女性に勇気を出して告白し結婚することができたなどなど
たとえば、ですよ。
思い出しながら書き出していったら、小さなこと、しょうもないことも遠慮なく含めると50でも100でもあると思うんですよ。
ただ、忘れているだけで。
このリストをぜひ作ってみて欲しいのです。
効果テキメンですから。
*
オススメする理由はなにか?
じぶんをいつもポジティブに向けられるようにするためです。
そのリストを眺めているだけで、プラスの気持ちに仕向けてくれる記憶(メモリー)。
実は、私自身かつての会社員時代、その大半が暗黒時代でした。
仕事は営業がほとんどでしたが、毎日が数字との戦い。
胃に穴が空きそうな日々でした。
今期、達成できるか否か。
その一点で評価が決まり、職場での存在価値が左右される。
精神的に辛かったですね。
そんな時に、思わず始めたのが日記です。
辛い記録だけだと、なんだか味気ないので「よかったこと」もなんとか一行書いていたのです。
救われますよ。
たまに、そのノートを振り返ると「よかったこと」が過去毎日あったことを思い出します。
それが結構支えになるのです。
そんな経験から、会社員の後でフリーランスになってからも、
自然とメモリーマネジメントをするようになりました。
あ、じぶんってまだまだできるんじゃないか?
あの時超苦しかったけど、(お前)がんばってたじゃねぇか。
そんな自己対話が始まるでしょう。
そもそも過去の失敗に執着する意味はないと思っています。
しかし、小さな成功は違います。
過去のできたことリストを作ってみるとわかります。
もう書き出しながら、勇気がコンコンと湧いてくるのです。
”だよな〜、あのときよくがんばってたよな〜”と。
もちろん、その後もリストを見るだけでエネルギーが湧いてきます。
過去にやれたこと、できたことを頻繁に思い出すのは、なかなか意味のある行為なのです。
*
しかし、です。
ぼくも含めて多くの人は、
直近だけの良し悪しの影響をすぐ受けてしまっていませんか?
そう、直近だけで。
何をやってもうまくいかない。
しんどい、つらい、、、
それはここせいぜい1、2年の範囲だけで、そう思い込んでいるだけではないでしょうか。もしかして。
近況だけで解釈するよりも、あなたが生まれてからの歴史の範囲で眺めてみてください。
悔しいこと、悲しいこと、辛いこと。
たしかにいろんなことがあったと思います。
でもそれと同じくらい、
楽しいことや大笑いしたこと、興奮したこともあったはずなのです。
そして、すっかり忘れているかと思いますが、
だれしも小さなことをたくさんやり遂げてきたことがあるのです。
別にだれかと比べてという話ではなく、じぶん自身の弱さを乗り越えたり、誰かを助けたとか、なにかの決断をして動いたことがあったはず。
その過去って、あなたにとって「大切な宝」じゃないですか?
眠らせるのではなく、今に活かすことだってできるのです。
ぜひメモリーマネジメントで気持ちの立て直しを。
ペンと紙を用意して、お茶でも飲みながら過去を思い出してみてください。
書き出して、あとは時々ぼっ〜と眺めるだけですから。
(昔のこと、多少盛ったってOK)
これまであなたは様々やり遂げてきた。
だから、”今”生きている。
過去のあなたが紡いできた数々のストーリーは、
今のあなたを応援していますよ。
それでは、また。