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もう終わりだと思うか、さあ始まりだと思うのか。

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先日たまたまテレビを観ていたら、
70歳を超えた飲食店の店主がインタビューに答えていました。
その表情にはどうしようもない怒りと悲壮感がにじんでいました。

数十人の従業員を抱えている。
お店を守るため毎日の仕込みから経理までを一人でしているとのこと。
そんな中、コロナ関連の公的な支援金は1つも受けていない。

なぜか?

書類の準備がわけがわからないから。
社労士に頼もうとしても、既存顧客で手が回らない理由から全て断られた。
結局書類申請もできないまま。

書類手続きはネットでできると言うが、
店主はパソコンを触ったこともない。
でも毎年毎年まじめに確定申告しており、納めるべきものはしっかり納めてきた。

確定申告の書類を見てくれたらこのお店がどうなのか、すぐわかるはず。
なのに、どうしてこんな煩雑な書類と手続きを庶民にさせるのか・・・。
生きるためにひたすら営業するしかないのに、制限ばかりが増えていく。

悲痛な生々しい叫びでした。
見ていて胸が痛くなりました。
何か救いはないものか・・・

その叫びが終わった後、マイクはスタジオに戻りましたが、
なんと、すぐCMに入ってしまいました。

(思わずツッコミました。なんのフォローコメントもないんかい!)

 

 

***

わたしも現在、自営業の端くれです。
商売をして自分の手で稼ぐって、たとえ平時であっても決して簡単なことではありません。
ましてや昨今の有事の中なんて、なおさらです。

 

多分、このルールを作っているお役人の方々は、
自分で事業を起こしたり、商売をしたことないんだろうなぁ。
だから想像できないんだろうな。

そう思います。

再び発出された緊急事態宣言により、
またもや飲食業ばかりがクローズアップされているように思います。
大人数での会食(飲食)が・・・ほにゃららと言いますが、

 

 

「そもそも、そんなに大人数でメシを食べますか?」

 

 

 

わたしの感覚だと、一人でよく食べますよ。
誰かとでも、せいぜい2〜3人程度です。
サラリーマン時代にはいわゆる大人数での会食機会もありましたが、稀ですから。

政治家や上級お役人の皆さま、
食事=大人数で行うものと思っていませんか?
それが当たり前だ、と。

ちゃうちゃう。

 

もしも、庶民の想像ができるならば、
飲食業をつぶしたくないのであれば、

 

〜お一人様なら、どんどん飯食べに行ってなー!〜
<無言GO TO EAT応援飯キャンペーンじゃ!>

 

・前提として、静かに食事ができる常識のあるおひとり様を対象。
・マナーを守れない人はお店側よりレッドカード(途中退場)あり。
・もし無言で食べ終えられたらお得なポイント等のプレゼント。
(すべてお店側が判断できる)

よく子供に食事中は口にチャックしてね、なんてやるじゃないですか。
あの感覚で互いにメリットのある形を模索する。

ポッと出のアイデアですが、そのぐらい検討して欲しいものです。

わたしはできる範囲でそんな”ひとりキャンペーン”を始めたい。

 

***

先の70歳を超えた店主の話に戻します。

できれば、誰か若い従業員なりをネット手続き担当にして、その人にやり方をマスターしてもらうなり、東京中にいる税理士、社労士に連絡をとって公的資金が1日でも早く入るように動いて欲しいと感じます。

周囲に比較的ネットできる若い方はいるはずです。
制度上、煩雑なのはわかりますが、あきめないで欲しいと思います。

新型ウイルスもやがて収束が来るはずです。
そこまでなんとか耐えていきましょう。
局面はかならず変わりますから。

 

(この声が店主に届くわけではありませんが)

 

 

生きましょう

 

そんな念を画面越しに思わず送っていました。

 

***

人は苦しい立場にいると、
「もう終わりだ」と思ってしまいがちです。

しかし、ほんとうは同時に

「さぁここからが始まりだ」

と思うこと”だって”できるのです。

 

どちらも同じじぶん。
ただ現実をどの視点で捉えるか、の違いです。
どちらの言葉を口にするか、ただそれだけです。

もしかしたら今まで積み上げたものが一瞬でなくなるかもしれない。
大切に守ってきたものを手放すことになるかもしれない。
人を悲しませ、傷つけ、信用を失うかもしれない。

でも、

 

 

さぁ、ここからが始まりだ!

 

 

を、いつもいつも選んで欲しいです。
ピンチで苦しいときほど。
やせがまんでいいから未来をみる。

いま口にする言葉が、次の現実を創ります。
状況や環境はコントロールできませんが、
何を言うかは、自分次第です。

 

さぁ、今日もここからが始まりです。
これがコロナ時代を生きる基本のコトバなんじゃないかな。

誰にとっても。

 

それでは、また!

 

 

 

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