最近もっぱら自宅にいる際、ずっと聴いているアーティストがいます。
歌声に妙に惹きつけられるのです。
謎のアーティスト「Uru」
ご存知でしたか?
私は遅ればせながら今年に入ってその存在を知りました。
知ったといっても、Uruというアーティスト名とその歌声だけ。
Wikipediaによれば、
メジャーデビューする前にすでにYouTubeで100本以上の動画を公開していた。
デビュー後も本名・生年月日・出身地などのプロフィールは公表せず、「謎だらけのシンガー」らしい。
そして、私のように「誰?ダレこの人?」と注目を集め続けており、2020年の年末には、日本レコード大賞・特別賞も受賞。
わかる、わかりますよ。
1回その歌声を聴けば、このど素人にもその凄さがわかります。
YouTubeでその歌声を聴いた時、すべての手が止まりましたから。
これは令和の歌姫の登場に違いない、そう勝手に思っています。
映画「ファーストラヴ」の主題歌
北川景子さん主演の本映画が公開されていたのは知っていました。
島本理生さん原作の小説(文春文庫)の映画化です。
しかし、その主題歌をUruさんが歌っていたことを知ったのはつい先月です。
その曲名も「ファーストラヴ」。
よかったら歌から聴いてみてください。
「幸せを願うことさえ怖くて、泣き方も分からずにおびえていた・・」
歌声も素晴らしいのですが、歌詞も読んでみる価値があります。
人ってわからないことだらけです。
自分のことすらいい歳しても分からなかったりします。
でも少しづつ、少しづつ世の中のことや他人の気持ちを紐解いていける。
例えば、他人からの愛なんてずっーと後からようやくわかることがあったりしますよね。
心の奥底に沈んでいた、でも大切な思い。
そんな言葉たちを紡ぎ出すような歌詞なのです。
YouTubeでそのPVを観られます。
北川景子さんもPVに登場されています。
表情だけで感情を伝えるという女優でも難易度が高そうなことを
北川さんは見事にやり遂げています。さすがプロですね。
そして、そのバックに流れるUruさんの歌声がハマりすぎているのです。
このPVによって私のように本作品を観たくなる方が増えたことでしょう。
そう、私は「Uruさんの歌を聴いて」本作品を観たくなった一人です。
結局、人と人とはどこまでも分かり合えないけど
先日、自宅で映画「ファーストラヴ」を観ました。
ひと言、観てよかったです。
主人公は公認心理士の女性(北川景子さん)。
作品のストーリーをざっくり紹介すると、、
複雑な家庭環境で育った女子大生とその父親の死、から話が始まります。
「なぜ女子大生は父親を刺したのか?」
警察に対して、彼女はこう言います。
「動機は、そちらで探してください。」
主人公はその彼女が気になり、取材を申し込みます。
実は、主人公も父親との間に問題を抱えていました。
そしてそのトラウマを旦那さんに言えてないことも後ろめたく思っていて。
物語の後半、裁判所で彼女が自分の言葉で語る真実。
見応えあるシーンです。
胸を打たれます。
こちらでぜひ観てほしいと思います。
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私はカールをボリボリ食べながら観ていたのですが、
後半のシーン、久々に流れてくる涙を抑えることができませんでした。
「辛かったね」と。
もうカールのチーズ味が何か違う味に変化していました。
何十年と人の相談に乗り、助言をしたりする仕事をしてきた私は常々思うことがあります。
「相手のことをわかったふりしない」
人って見た目と違って、いろんなことを経験し感じて、今に至るわけです。
私もそうですが、全てを言葉で表現できるわけではありません。
誰にも言えず抱えてきたことや、身体に刻み込まれた記憶もあったりするわけです。
もう10年以上一緒にいる妻との間でも分かり合えないこと、いまだに多々ありますからね。
『人と人は完全には分かり合えない。
全ては理解できないけど、なにかあるんだよな。』
他者に対してそんな包み込むような優しさを忘れずにいたいものです。
どんな不幸の中にも、幸せの芽というのはある。
自分が探そうとすれば、必ずそれは見つかる。
それが真実(ほんとう)なんじゃないか。
本作品から私が感じ取ったメモはそんなところです。
最後に。
エンディングで流れるUruさんの歌声と東京の上空。
見事に観ている人のココロを浄化してくれるかのように、スッキリしてくる感じがしてきます。
Uruさんの歌も本作品もオススメです。
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