ここのところ、ずっとZOOMで大学の授業や社会人のワークショップをするのが当たり前になっている。
でも、先日は事情があり久々に某大学の教室に出向いた。
案の定、キャンパスはがらんとしていた。
大学の要請で、生徒はみんな自宅から授業に参加。
結局、大学の教室で、ポツンとひとりZOOMでつないで授業をした。
人生でこんなシーンはまさか想像していなかったなぁと思いながら・・・
しかし、どこでやろうが、オンラインだろうがオフラインだろうが、私は講師という仕事をする上で、一番大切にしていることがある。
誰よりも、私自身が楽しむこと
カッコよく言えば、私の仕事の流儀。
一般的に顧客視点ってビジネスでは大事と言われる。
でも顧客視点って何なのさ、とさまよっているくらいなら、まずじぶんが楽しんでみたらどうか。
「なんか知らんけど、この人めっちゃ楽しんでるな〜」と思ってもらうくらい。
自分が楽しければ、相手も楽しくなってくる。
そうか、学ぶって楽しいことなんだ。
またこの人に会いたいなぁ。
そう思ってもらえたら最高だ。
講師業は感化業なり。
その授業も、笑いながら終えた。
そう、なんでも楽しめる自分になること。
いつも次を楽しみに生きること。
生きていれば笑えないこともたくさんあるけど、これが人生で大切なんじゃないか。
大人のひとりとして、若い人に手渡していきたいメインメッセージだ。
今からはるか2500年前、すでにあの孔子も言っている。
人生ってさ、やっぱ「知より、好。好より、楽なんじゃね?」って。
(決してそんな言い方ではないと思うが)
仕事で言うなら、
仕事を知っているだけの人は、仕事を好きな人にはかなわない。
さらにその仕事を好きなだけの人は、仕事を「楽しんでいる人」にはかなわない。
今やっていることを、いつもよりほんの少しだけ楽しんでみよう。
そして明日を今日よりも楽しみに。
帰宅後、生徒の授業コメントを見た。
先生が一番楽しんでいて好感が持てた。
来週も楽しみでーす。
文面はかなり軽いが、嬉しいコメントだった。
そう、それでいい。
今度、あなたの仕事の流儀を聞かせてくださいね。