自分を省みる時間
ぼっーと空を眺めるような時間がありまして、改めて自分という商品を見つめております。
ふと思い立って会社員を辞めフリーランスになってから早12年が経ちます。
コンサルタントや大学の講師といういささかふんわりとした仕事でなんとかご飯を食べ続け、3人の子供たちを養っているわけですが、、、、
これって改めて「奇跡」やなぁと思うのです。
なんでやってこれたのか?
ここを謙虚に考えてみます。
「そりゃ私の実力ですわ」なんて言うつもりは毛頭なく、
「たまたまが8割」。
そう、要は運です。
理屈は後付けでいくらでも言えますが、やはり運の要素が多いのです。
なぜなら後から考えてみると、
たまたま出会った、
たまたま出た話からコトが進んだ、
たまたま始めた、
そんなことが仕事になっていくことが多いからです。
冷静にみれば何の後ろ盾もない吹けば飛ぶような零細個人事業主という立場。
安心安定との距離感ハンパありません(笑)。
でも、一方で雇われの身では味わえない自由な生き方があるのも事実。
ビジネスとしてのスケールやダイナミックさは無いものの、本当にじぶんのやりたいことを毎日仕事にできるという充実感や納得感は手にできます。
でね、今日は会社員もフリーも両方経験したが私が言いたいことが1つあるのです。
「やっぱ運が大事よ」、ってことじゃなく、
当たり前なのですが、今の時代はどちらにしても自分という商品を見つめ、磨いていくのは必須だよってことです。
もちろん運ってめっちゃ大切なんだけど、運はコントロールできない。
でも、自分の考え方や行動はコントロールできますからね。
自分という商品の価値を上げる3つの方向性
大雑把にとらえると、私はこんな風に考えています。
キャリアを磨く
その人の経歴や実績です。
企業でこんなプロジェクトに携わっていた。リーダーをやっていた。アメリカの大学でこんな教授のもと、こんなことを学んできた。
仕事の相手からすれば、期待や信頼のベースにつながります。
もちろん過去は変えられませんが、これからどうキャリアを積み上げていくのか、は自分次第で変えていけますね。
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スキルを磨く
その人の専門性や仕事につながる能力です。
とくにフリーランスになると、仕事相手は「どんなことができるの?(どんな武器を扱えるの?)」という目で見つめてきます。
当然スキルは仕事で必須の武器。
武器がないなら今日から学びましょう磨きましょう、ということですね。
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人柄を磨く
端的にいえば、その人の性格であり人間性です。
熱意や、誠実さ、協調性などいろいろありますよね。
仕事相手からすれば、「この人と一緒に仕事したいな」と思ってもらえるかということです。
私もあなたも内面は一生磨けるはずです。
いつの時代も人間は感情の生き物だということを忘れてはいけませんね。
以上3つの方向性。
もちろん3つとも優れているに越したことはないでしょう。
しかし、そんなパーフェクトヒューマンなんて稀ですよね。
よって、3つすべてがんばって磨いていこうとするのではなく、3つの中でどれかに重点を置くという方向性がは私は良いと思っています。
あなたの周囲にいる「いわゆる優れた人」も、上記3つのうちどれかは優れているけど、他の2つはあんまりパっとしないというケースも多いのではないでしょうか。
いずれにせよ、自分のどこを磨くか。
それはいつも考え実践する必要があります。
自立して社会で生きていくためのヒント
社会で働く中で、うすうす気づいてはいたけど言語化してなかったことがあります。
世の中の仕事の多くは、誰がやってもいいレベルのものが案外多い。
ってこと。
フリーになってみて感じたこと。
実はあんまり過去のキャリアって関係なくて(あるに越したことはないですよ)。
どんなことができるかというスキルは確かに大事だけど、(できますと言い切れ!)でいい。もしその時点でスキルが足りなければ必死になって身に付けていけばいい。
それよりなにより・・・
実はキャリアでもなく、スキルでもない、3つ目の「人柄」。
ここが意外に大事だったりする。
(もちろんその仕事における一定レベル以上のスキルがあることが前提ですよ)
なぜなら、世の中のおおくの仕事が、実は誰がやってもいいというレベルのものが多いからです。
人間が関わっている以上、
「どうせなら、あの人に頼もう」というケースは総じて多いのです。
人柄を磨くというのは、なにも高尚な人格者を目指すのではなくて、
頼まれやすい人になる、気軽に声をかけてもらえる人になるということ。
もっと平たく言うなら、ポップでライトな人になるということです。
そのように捉えてみると、日々何をすべきか、どんな言動がポイントになるのか、だんだん見えてくるのではないでしょうか。
あらゆる仕事は日進月歩でシステム化されたり、環境が整っているため、誰がやっても一定の成果は出しやすくなっています。
従って、
結局誰でもできるような仕事を、誰よりも一生懸命にやることができるかなんだ。
そう思うのです。
ちょっとした工夫、ちょっとした思いやりの差。
ちなみにこのことをイエローハットの創業者、鍵山秀三郎さんは
「微差、僅差の積み重ねが大差となる」とおっしゃっています。
自分自身を1つの商品、1つの会社と見立てたときに、価値を磨いていく上でとても本質的な表現ではないでしょうか。
①頼まれやすいポップでライトな人柄をつくりながら
②スキルを磨いて、目の前の仕事を一生懸命にやる
③1つ1つの実績がキャリアとして積みあがっていく
こんな流れがチャンスを増やすと思っています。
会社員だろうが、フリーランスだろうが、あなたの仕事を人はどこかでちゃんと見ているものです。
だから、カンタンな仕事でも手を抜いちゃいけません。
運ってそんなところからも流れが変わるんだと思います。
・・・・最近、ちょっとサボろうとしてませんでしたか?(自戒を込めて)
それでは、また!
名著です。社会人なら1度は熟読しておくべき一冊。