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【書評】どう生きる? 藤原和博 祥伝社新書

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・30代以上の社会人すべて
・40代以降のキャリアで悩んでいる人
・独立後のモチベーションの山谷でいま谷傾向の人

・・・要は社会人すべてに向けた教科書じゃん。

そう、これは本当におすすめ。
働いている人すべての人が、今すぐにでも読み始めるべし一冊です。

どの人も心のどこかで思っていませんか?

会社員を辞めたら私はどう生きていけばいいだろう?

人生100年時代といえども、年金だけじゃ食べていけない時代。
どうすんのよ、と。

もし会社辞めたらどうやって生きますか?
若いうちは転職カードが使えるとしても、40代以降になると一気に厳しくなります。

でも、今の会社でいつまで働くだろう?
本当は辞めたいという人も潜在的には一定数いるはず。

上記の問いは表向きに堂々と語りにくいけど、本当はみんながじっくり考えたい問い。
でも考えるのをちょっと後回しにしてきていませんか。

なにかきっかけがほしいよね、
ということで本書がそのきっかけとなってくれるはずです。

とにかく自分の人生をこれから生きていくために必要なヒントが満載です。
内容に説得力があるのは、すべて著者自身が身をもって経験していることをベースに語っている点にあります。

著者の大きな1メッセージは、
「才能じゃなくて、どの場所を取るかだよ」
場所取り(ポジショニング)こそ、どう生きるかなんだ、と。

私が大切だと思ったポイントは3つ。

1⃣自分をレアカード化しろ
この点は、他の著書でも耳にタコができるほど言っていることですね。
成熟社会における価値は「希少性」だと。
まずなんでもいいので1点集中で抜きんでるプロになること。
そこに全集中するってことです。話はそこから。

2⃣勝てそうなところで陣地を張れ
小さな池を見つけなさい。そうすれば大きな魚になれる、ということ。
私たちはみんなが行く方向、流行りの方向、これまで安心安全だったという過去のデータを参考に行く先を考えます。
でも、成熟社会の前提は「1つの正解がない」という点。
ということは、自分の納得解を見つけ、そこに陣地を張る方がエネルギーも出るはず。
投資の世界でいう逆張りに近い感覚が大切だということです。

3⃣屋台を引こう
屋台といえばラーメン。ですが、おでんでも焼き鳥でも、なんならマッサージでもいい。
もしあなたが屋台を引くなら何を扱う屋台がいいでしょうか。
要は今から個人事業主感覚をもつ、ということ。組織の中で働いている人であっても個人事業主感覚で働く。50歳以上になったら、実際に個人事業主として何か始めてみる。
もちろん20代、30代からでもOKです。
組織に頼るモードを徐々に変換していこう、という意図です。
それが人生後半において人生のイニシアチブを取れるかどうかにかかってきます。
ちなみに、個人事業主は定年のない生き方です。

 

希少性をつくって、勝てそうな場所を探し、屋台からはじめる。
本書のポイントを一行にまとめるとこんな感じです。

他にも、お金のはなしや人間の器をどう大きくするかなど多彩な話が展開されており、
新書でここまで充実した内容は学びになりました。

何度も読み返していきたい一冊、ということでおすすめします。

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