結論をいえば、頭が整理されます。
整理とは、自分にとって大事なことと大事でないことの区別がつく、要は可視化できるということです。
大事なこと、つまり今の自分が最優先すべきことがハッキリするとどうなるか?
時間の使い方が変わっていきます。
24時間という誰にとっても平等な資源である時間を有効に活用できるようになります。
代表的な例は、スマホを無駄に見なくなるでしょう。
この点、うすうす問題意識はありながらも毎日流されていますよね。
ふりかえりのノートを書いてみてください。
大丈夫です、自然と変わっていきます。
時間を浪費するのではなく、自分への投資に使うようになっていきます。
たとえば睡眠時間が増えたり、大切な人とのコミュニケーションが増えるでしょう。
また継続していると、人生の目的が見えてくるでしょう。
そもそも何がしたいのか?どんな人間になりたいのか?が分かってくる。
誰しも就職、転職、起業、子育てなどたまに人生の目的を考えるタイミングってありますよね。
「もうだれか偉い人、わたしの人生の目的を教えて~わからん」って感じになりませんか。ぼくはそうでした。
しかし大丈夫です、日々のノートが教えてくれます。
書くというのは、なんとなくそのときそのときにぼんやり思っていることを言語化していく営みです。
考えるとは書くことである、とぼくは定義して学生にも推奨しているのですが、相当頭の活性化につながります。
ノートにじぶんのちょっとした意思や価値観が言語化されていくわけです。
それらが積み上がっていくと、じぶんがある方向性に向かっていることに気づきます。面白いものです。
仕事や勉強への集中力も、自然と向上していきます。
結果的にパフォーマンスが上がり、より成長したり、より稼げる人間になっていくでしょう。
カンタンな習慣、ただ毎日ノートに書くだけ、ですよ。
これほどコスパの良い習慣ってなかなかない。
必要なのは、ペンとノートだけ。
書きながら思いましたが、いいことづくめ過ぎてちょっとウサンクサイですよね。
*
しかし、ここからが大事なはなしです。
ほとんどの人は、毎日ノートに書いたりしていません。
ぼくは今までのべ3万人以上の社会人に問いかけました。
いまは週に何百人という学生に会って聞いたりしますが、そもそもふりかえりなんてしない人がほとんどです。
だから、です。
もしあなたが毎日をふりかえり、ノートに書いていくとしたら・・・
平凡でふつうでまじめなあなたが、いずれ自然と抜きんでてしまうのです。
たぶんどんな世界にいても、です。
抜きんでなくても、納得感のある人生にしていくことができるでしょう。
もちろんある分野において、わたしはもう成功している、人生に納得しているよ、という方にとってはふりかえりなんてする必要もないかもしれません。
でも、「わたしはまだ何者でもない」と思っているなら・・・
いつか何者かになりたいと願うなら・・・
まずたったひとつの習慣を。
今日をふりかえり、ノートに書いてみる。
たった1行からでいい。
「今日、何があった?どう思った?」そんなところからで。
そこからスタートしたらいいんじゃないかって思うのです。
では、どう書けばいいのか?
日記調でも、箇条書きでも自由にノビノビ好きなように書けばいいと思います。あんまり手法にこだわらなくていい。
でも、好きなようにとか自由に、と言われると書く手が止まってしまうのも分かります。
また別の記事でぼくなりのシンプルなポイントを提案したいと思います。
それでは、また。