気がかりなことは意外と見えていない
ぼくたちは不安や恐れ、大事なことだけど未完了なことをいつも抱えています。
この年末、あなたはいかがでしょうか。
心のどこかに引っかかっている気がかりなことたち。
アレもコレもやらないと、アレはどうしよう、AとBどっちにしようか・・・
ふと思い出したりして猛烈に焦ったり、気持ちが重たくなったりしていないでしょうか。
一体頭の中にそれらが何個ぐらいあるのかなんてパッと答えられませんよね。
よく見えないモヤモヤ、フワフワがたくさん存在している(ように思う)のです。消えるどころか不安や恐れはますます増大していきます。
思うのです。
たとえば幽霊ってなんで怖いのか。
それは正体が分からないからなんじゃないかって。
でも、もし正体が分かってしまえば、たぶん何にも怖くなくなるでしょう。
ぼくらの心の中にある気がかりなこと、不安や恐れもそれと同じことです。
その正体はなにか。
それがはっきりと分かれば、何にも怖くなくなります。
分かるというのは「見える」ということです。
見えるためには、書き出すのが手っ取り早い。
つまり、気がかりなことはとっととメモで書き出せばいいのです。
気がかりなことたちを知る
何でも良いので紙にまずお題となる問いを大きく書きましょう。
「今、気がかりなことは何か?」
あとは思いつくままペンを走らせる感じで書き出します。
頭でアレコレ考えてしまわないことが肝心です。
反射神経で書き出していくようにします。
気がかりなことをじぶんの内面から切り離したいので、身体が空っぽな感覚になるまで書き出します。
でも、書き出してすぐ行き詰まる人もいるでしょう。
以下は気がかりの観点です。
観点を持つと、自然と書き出しやすいでしょう。
あとは時間軸も入れると更に増えると思います。
書き尽くしたら何をする?
より軽やかに新年を迎えるためにやりたいことは3つです。
①書き出した紙をボ〜ッと眺めましょう
メモを活かすためには、大事なアクションなのです。
要は全体を「俯瞰する」のです。
ボ〜ッと眺めることで様々な気づきやアイデアが生まれてきます。
それもこちょこちょ書き込みましょう。
たまにメモやノートを書きまくるけど、二度と見ないという人がいます。
それは非常にもったいない。
メモは「ボ〜ッと眺めること」で生かされます。
②仕分けしましょう
眺めていると、あることに気づきます。
これ、どうでもええわ。
書いてみた。で、眺めてみるとどうでもいいことだなって思えるものがあるはずです。(意外に多かったりします)
そう、ここでの仕分けというのは、大事なこととそうでないことを2つにざっくり分けるということです。
どうでもいいことから削っていくとやりやすいと思います。
今考えてもどうしようもない社会のこととか、過去や他人といった自分ではコントロールできない対象が冷静に気付けたりするのです。
場合によりますが、半分ぐらいどうでもいいことを書いていたりします。
もう斜線引きまくり状態です。
ぼくたちって案外、どうでもいいことで心を揉んだりしているのですね。
③残ったものたちで優先順位をつけてみましょうか
この段階でいくつ残っていますか?
かなり絞られているかもしれませんね。
気がかりなことがいくつあるか「数えられる」はず。
かなり冷静な頭であり、わけの分からない恐れや不安は消えていると思います。
次はこの中で、これはダイジだなってものを厳選していきます。
はっきり言ってしまえば「一番ダイジなもの」を決められたらOKです。
今のわたしにとって最優先はコレ!
それが来年の明確な課題でありテーマです。
何をすればいいかが分かっている前向きな状態で新年を迎えられます。
以上が年末にオススメな思考整理ステップです。
紙とペンさえあれば簡単にできます。
でも、、、
年内はまだ数日あります(この記事を書いている時点で)。
最優先が分かったら、あとはアクションするだけですよね。
何をしたらいいかなんて思考整理している段階でもう分かっているはずです。
大掃除のように、気がかりなことを思い切って年内に完了させてみるっていうのはどうでしょうか。
完了まで行かなくても、いくつか小さなアクションをしておくだけでも軽やかな気持ちになっていくでしょう。
もう来年に向けて助走を始めているあなたはカッコいい!
「終わらせちゃったよ」ってあなたは更に素敵です!
(ぼくもそうします)
それでは、また。