いきなりですが、
あなたは物事を考え始める時って、どんな構えですか?
目をつぶり腕組み?上や下を向いて?
ただ悩みの海に浸りたいならそれでいいと思います。そんな時もありますから。
しかし、何か突破口を見つけたいならペンを持って紙に向かう、そんな構えをおすすめします。
その方が、100倍楽で行動につながるから^^
考えるのが苦手なら「構え」から変えてみよう
武道と同じで、思考も「構え」が大事。
ではその構えとは何か?
ペンを持ち、紙に向かう
それだけです。
最近はスマホを持つ時間は増えても、ペンを持って何かを書くことって以前より減ったな〜という人が多いと思います。
もちろん中にはあなたのように毎日何かしら書いているよ!
そんな方もいることは確かですが、実感でいえば少数派かと。
今の時代、手書きしなくても仕事って進みますからね。最近手書きしてないなぁという声、よく頂きます。
一方で「考えるのが苦手」という方にもたくさん出会います。
スバリ経験上から言えるのは、
考えるのが苦手な方のほとんどは、考えている風で実は「悩んでいるだけ」のことが多いのです。
悩みは同じことが頭の中で延々とグルグル廻ります。
悩むと考えるは全く違います。
悩みの海から早いところ脱出し「考える」ことをしたいもの。
ここで私の「考えるとは何か」を示しておきたいと思います。
ではそもそも、考えるとは何?
紙にペンで書くこと、です。
セミナーで「今、考えてますか〜!?」わざと聞くと、
「考えてますよ!」とムキになって返されたりします。
(おじさまに多い)
でも、私は申し上げます。
上記の定義でいくならば、
書いていなければ考えていない。
それは悩んでいるのだ、となるのですと。
えらく極端でしょ(笑)。
「書く」という行為は、
・頭の中のモヤモヤを「言語化」することにつながります。
・その言語化を「視覚」で捉えることができます。
・全体、部分、繋がり、分類、因果関係を「客観視」しながら整理していける。
実はスゴくないですか?
見えるとカンタンなのです。
これを何も書き出さずに頭の中だけでやろうとするのは、私も含め凡人には相当難易度が高い。
子供の頃いきなり読書感想文を「書け」って言われても一行目が書けなかった記憶ありませんか?
あれでたいてい日本の子供たちは作文が嫌いになります(笑)。
なのに、多くの大人はいまだに頭の中で思考整理しようとして苦手意識だけを育ててきているです。
実にもったいないよー!なのです。
ほんの少しだけ、頭の使い方を変えてみよう。
凡人でも「書き出せ」ばカンタンに物事を考え進めることができます。
何か考えたい時には「悩む」ではなく「考える」方だよね?と意識してみましょう。
まず「構え」からだって話なのです。
一体、何を書けばいいの?
結論から言います。
ズバリ「見出し」を書きましょう!!
何千人のノートを見てきて思うのは、
ほとんどの方が、日付はきちんと書くけど、
見出し(お題)は書かれていない。
一体何について書いたメモなのかパッと見では分からない
という点です。
だから後から見直した際に、生かせない。
アッレ〜、どこだっけ?
ないな〜、ま、しょうがない。
あの書いた労力もったいなかったな・・
そんな風に、メモが死料<デッドストック化>となるのです。
新聞の見出しのように。
その一行を見れば、この一枚に何が書かれているのか、一目でわかるお題(タイトル)を書く。
これをいつもするだけで思考力が変わってきます。
ちょっとコツと訓練がいるかもしれません。
これだけで一つの講座ができたりするので。
ここでは1つだけヒントを。
お題は「問い」のカタチで書くといいですよ
要は疑問文です。「?」で終わる一行。
そもそも思考は問いから始まると言われます。
まず初めに問いありき。
問いを立てた瞬間、私たちの頭はゴール、着地点を意識します。
一体何に答えを出せばいいのか、がなければ考えようがありません。
だから仕事ができる方々は共通しています。
まず問いはなんだろう、です。
これを頭の中でやれる人もいますが、
慣れるまではいちいち書き出してみることです。
「自分は何について今、考えたいんだろう?」
「あ、来週の◯◯様へのプレゼンの準備について」だ。
では問いのカタチで、
「どうすれば先方の社長が納得するプレゼン内容になるか?」だ。
カキカキと。
ここが慣れてくると、一気に思考レベルが変わってきます。
仕事の生産性や効率って、
結局問いが明確かどうかによって大きく差がつくと感じませんか?
かの天才アインシュタインの名言にもありますよね。
もし自分が殺されそうになって、
助かる方法を考えるのに1時間だけ与えられたとしたら、
最初の55分間は適切な問いを探すのに費やすだろう。
55分間も問いを探す。
さすが大天才です。
凡人なら「ググる」「SNS」で誰かにアイデアをもらう。
そんな他力的な行動になりそうです(笑)。
まぁそれだけすべては問いありき、と天才は言いたかったのでしょう。
現代ならスマホを上手に使うのもありですが、自分の頭を上手に使いたいなら、自問をハッキリと書き出してみる。
そこが大切です。
一方で大切なことほどシンプルにできなかったりする。
お題を書く(しかも問いのカタチで)最初の一行、
ここで詰まってしまう方が多いのも事実です。
問いは一生練習する価値があります。
問いかけ次第で「見えないものが見えてきます」から。
一つの問いかけをきっかけに、人生も変わりますからね。
最初の一行目で止まってしまったらどうするか?
問いから始まります、大事だよと。
でも実際は、すんなり問いを立てるなんてなかなかできません。
止まるのよ、ペンが、、、
そんな時、どうすればいいか?
問いが立たぬなら、立たぬまま進もう^^
と許可してください。
前段と矛盾するのですが、
今、問いが書けなければ、書かないでさっさと思っていること、
頭の中にある断片、誰かの話にあった気になるキーワードを
片っ端から書き出していってください。
それでいいのです。
要は、そこで立ち止まらないことです。
お題は後回しにしちゃえばいい。
基本は、
「問い」→「答え」→「根拠」とか
「事実」→「解釈」→「行動」とか順番や型があります。
型にハマるとなんだか、正解っぽくて気持ちがいいものです。
でも実践的なことを言えば、
あなたにとって本当に大事なことは、順番や型を遵守することよりも、
あなたが1ミリでも動けるようになること。
それが何より大切なのです。
ペンを持って紙に書き出すのは、
動くための手段に過ぎないのだから。
今の気持ちを素直に書き出してみよう。
今日嬉しかったことを書き出してみよう。
本当はやりたいことを遠慮なく書き出してみよう。
仕事で悩んでいることを、母親に語りかけるように素直に書き出してみよう。
なんだか分からないけどモヤモヤする不安やイライラを言葉にしてみよう。
ただただ周囲にいる人たちの名前と感謝を書いてみよう。
お題なんて「仮でいい」し「後付け」でもいい。
まずはリラックスして手に任せて書いてみるのです。
手は第二の脳と言われます。
その手がお題や問いを教えてくれる瞬間だってありますから。
繰り返します。
大切なのは、あなたが何か行動を起こせるようになること。
一行目を書くのは最初でも最後でも正直どっちでもいいのですよ。
メモを正しく最初に書こうなんてポイっと捨てて、良い加減にいきましょう^^
それよりも、何か1つメモしたら、1つ行動。
すべてがそこから始まります。
私が心から伝えたいのはこっちの方です。
また次回の講座の中でも丁寧に手渡しますね。
明日も何か1ミリでいい。
自分を動かすためにメモを活かしてくださいね。
いつも応援しています^^