私は会社員を15年経験しています。
その後フリーランスとして8年、おかげさまでストレスフリーな生活をしています。
会社員時代の10年間は組織人事のコンサルをしていました。
つねづね組織って複雑だなぁと感じていました。
そこがまた面白さでもあるのですが。
組織のマネジメント?コントロール?そんな簡単にできるわけがない(笑)。
でも、自分のことならマネジメントが可能です。
これからは個で立って生きていく時代。
もっと軽やかに考え、動きたい人たちを下支えしていこう。
そう思い、独立して今に至ります。
これから独立するしないに関わらず、人生を軽やかにしていきたい。
まるで波乗りを楽しむかのように。
何となくそう感じている人に向けて、私が「捨ててよかった考え方」を5つご紹介します。
逆に言えば、長年捨てられずに悩みまくっていたのです。
思い切って1個1個ゴンっと捨てていったら、アッサリ軽やかな人生に変わっていきました。(まだ途中ですけどね^^)
では解説します。
捨てていい考え方5選
捨てる思考①:何でもかんでも自力でやる
まずこれ、捨てましょう。
何でもかんでも自力でやろうとして苦しんでいる人、たくさんみてきました。
会社で成果がなかなか出ない人のほとんどがコレです。
真面目な人ほど一人で悩んでいる。
少なくとも仕事においては、時間と労力のムダです。
5秒考えて何も出なければ、さっさと他力を使いなさい。
それが組織でやっている意味なのだから^^
そうアドバイスしています。
みんなパソコンに向かってカチャカチャやっている職場だと
なかなか相談しにくいものです。
隣にスペシャリストがいるのに、聞きにくいからひたすらググっている新人がいます。
何かわからない、となったら立てる問いは、
「どうしよう?」ではなく「誰に聞けばわかるかな?」です。
この1点を変えるだけでも仕事が変わります。
自力を捨て、他力を生かせ!(生かすというと何だか響きがよくなりますね)
捨てる思考②:「短期的な他者評価」を気にする
私の場合一番コレでした。会社員時の悩みの根源が。
「なんでオレは毎日ビクビクしているのだろう?」
ある時ふっとわかったのです。
あ、評価だと。
でも会社員時代の評価なんて、人生の中で見れば超短期視点。
ズバリ言いますが、評価(特に上司からの)なんて捨てましょう。
もう勝手に評価してください、と。
その代わり、大切にしたいのは「自分の納得感」です。
・本当に顧客に喜ばれる仕事を私はしているだろうか?
・自分の能力を出しきれているだろうか?
・人生の貴重な時間を費やすに値する日々だろうか?
などなど
他者からの評価を捨て、自分自身の納得感へ。
あるタイミングでバッサリ捨ててシフトしました。
もう、いいやと。
すると、あースッキリ。
社内ではなく、顧客を見て仕事ができるようになりました。
(結果的に、社内評価もよくなっていくものです)
短期的な評価は捨てましょう。
「人生の主導権を自分に戻す鍵」だと思います。
捨てる思考③:「沈思黙考」スタイル
誰しも何か悩みがあれば沈思黙考しますよね。
ロダンの像、考える時の定番のスタイルです。
でも、コレ時間があればあるだけできちゃいます、延々と。
しかも、結論がなかなか出ずにぐるぐる回りがちです。
これを捨てる。
その代わり、「書×動」のスタイルへ。
・書く=メモ書きで思考整理
・動く=即1アクションしていく
いつも本ブログでお伝えしていることですね。
これにすると本当に人生の流れが変わっていきます。
まず書く習慣はシンプルに思考力がUPします。
思考の整理とは、大事なものと大事でないものを分けられる力。
今、何が大事なのかがわかるとアクションが見えてきます。
腕組みして沈思黙考を捨てましょう。
考える際には、紙とペンで構えをつくる。
あなたの脳が走り出しますから。
捨てる思考④:気持ちが乗らない目標
組織で働いていると、目標は自然と降りてきます。
自分の意思関係なく。
あたかも自分で決めたかのように「コミット」する場合もありますが、
真実は他者から与えられています。
別名ノルマとも言います。
目標やノルマって聞いて、今どんな気持ちになりますか?
胃のあたりが重たくなりませんか(笑)。
得てして目標は次から次と降りてきます。
だからずっしり重たい。
コミットし続けたいですか。
ほぼ命令なので表向き従いましたが、私の内実は捨てていました。
目標無視。困るようで、実は何にも困りません。
与えられた目標(ノルマ)を無視するという戦略的な撤退をまずはしたわけです。
こっそり(自分の中で)撤退してみてください。
それだけでもまぁ軽くなります。
嫌だな、と我慢してその仕事をし続けるのではなく、
本当にそこから撤退することの方が実は前向きです。
あなたにとっての「戦略的な撤退」とは何でしょう?
まずは意思を持っていらないものを捨てる。終える。
空白には自然とじぶんにとって魅力的な目標が入ってきます。
捨てる思考⑤:過去の実績、成功例
言うまでもありません。
時代がどんどん変わっています。
過去のことは悲しいかなほぼ、通用しなくなります。
過去の実績、成功例、思考、習慣、前例、なんなら思い出も。
感謝して、さっぱり手放していきましょう。
いつまでも執着していることが重いのです。
まるで足に重い鎖を繋ぎながら進もうとしている状態。
よく足元を見てみましょう。
その鎖には鍵はかかっていません。
あなたが外していいのです。
過去は後ろ。
もう後ろをチラチラみながら前に進むなんてしんどいです。
軽やかに前だけを向いて歩きましょう。
前にあるのは「未来」です。
「これからどうなっていたら最高だろう?」
あなたが立てるべき問いはこの1択です。
新たなアプリをインストールするように
上記の5つ、いきなりすべて捨てることは難しいかもしれません。
そんなことしなくていいし、どれかできそうなこと1つ1つでいいと思います。
でも、「捨てる」って気持ちいいものです。
スマホで使わないアプリを削除する。
パソコンのデスクトップを綺麗にする。
机の上に積み重なった書類をバッサリ捨てる。
そんな感じです。
目に見えるモノを捨てることもそうですが、
考え方を捨てるのは、じぶんの内面にこびりついていた古い皮膚をベリっとめくりとるような爽快感があります。(たとえがややへんですが)
いやいや、考え方なんてすぐには変わらないよ。
そう思う方もいるでしょう。
その「前提」すら捨てられます。
スマホの古いアプリを削除し、新しいアプリをインストールするように、
取り入れたらすぐ使っていくようにします。軽く軽く。
このイメージで楽しみながら実践していくと良いと思います。
試しにどの【考え方】を削除してみますか?
過去のじぶんを否定しなくていい
さいごに、この話を。
捨てろ、変えろ、とかカンタンに言うけど、モノではなく考え方はやっぱり難しいですよ。
それはまったく正常です。
今まで自分を下支えしてきた考え方をいきなり捨てるだなんて
まるで、これまでの自分を否定するかのよう。
私もそう思ってなかなか手放せませんでした。
でも、これは決して過去の自分を否定することではないのです。
着る服が成長とともに変わっていったように、
その時その時で私もあなたも体や心のサイズも変化しています。
そして、外側の環境もどんどん変わっていく。
「過去、全ての選択は必要であり、正しかった。」
大切なのは、季節に合わせてまとう服を変えていくこと。
時代という季節に合わせた思考の衣替え、です。
・もうサイズの合わない服
・擦り切れている服
・これから冬なのにまだ夏服
捨てること、変わることを躊躇しなくていいのです。
あなたは日々成長しているのだから。
これからの時代を見据えると、より軽やかな行動力こそ人生の豊かさに直結していくでしょう。
過去を否定することなく、感謝して手放す。
そして未来に向けて考え方を進化させていけばいいのです。
今日ご紹介した5つを実践すると、かなり軽やかになりますよ。
どうぞご参考までに。
それでは、また!