「じぶんを生かしたければ、メモ書きを実践しよう。」
やはり、これだ。
私が言いたいことは。
独立してから8年間、一貫して「紙×ペン」で思考整理するワークショップをしてきました。もう手渡したのは数千人レベルです。
もともと思考することや書くことが得意だったわけではありません。
むしろ苦手、コンプレックスでした。
かつてのじぶんのコンプレックスを逆手にとって今は「手渡す」側へ。
人生って本当にわからないもの(笑)。
アレコレ情報メタボで何も行動できない奴ではなく、
いつもアウトプット前提で、今ある知識を整理して動ける人。
憧れであり、理想のスタイルでした。
私の20代はとにかく的外ればかりで「できない若手」。
30代入っても空回りが多く、経験増えどなかなか成果が出ず悩む日々でした。
ご縁があってコンサルティング会社に転職したものの、
まったく周囲についていけなくて時々陰で泣いていました。
そして、悩むと本屋に駆け込むのです。
最新刊のビジネス書をあれこれ読み漁っていました。
おかげで見事な知識・ノウハウコレクターにはなりましたが、
結果は一向に変わりませんでした。
今ならわかります。
私の問題は決して知識不足ではなく、
アウトプットする勇気不足にあったのです。
あらゆる仕事は全てアウトプットです。
誰かに何かを話す、聞く、文章に書く、プレゼン。
全て行動であり、アウトプットです。
行動力のなさ、それが致命的でした。
そりゃ結果が出るわけ、ない。
(知識が足りないから、とインプットに逃げていたんだと思います)
まるで好きな子がいても、振り向かせ方をいつまでも勉強するだけで、
「好きだ」の一言がいつまでも言えない。
フラれるのが恐くて。
結果を出すのは、いつも即行動できる人間です。
その一番大事な1アクションが遅い。
情けないなぁといつも自己否定していました。
***
しかし、このコンプレックスをあっさり無くしてくれたのが、
「メモ書き」の習慣でした。
ペンと紙があればできます。
ほんとうにシンプルです。
ただ思っていることを書けばいい。
それなら、できる。
もちろんいくつか技術的なことはありますが、
あまりやり方にこだわらず、とにかく思っていることを手を動かして書くだけです。
一枚の紙の上に用意した型を穴埋めしていくように
内側の言葉を書いていく。
最後は自然に「で、何する?」が導かれます。
シンプル1アクションです。
最初の1歩がくっきり見えると、人はすんなり動けます。
毎日、結論(行動)を書く=小さな決断の見える化です。
すると、自分で自分の背中を後押しするかのようにスンナリ動けるのです。
なんで今まで書かずに頭の中だけでモンモンとしていたのだろう、と思います。
***
もしも28、29歳ごろの私に会えるなら、真っ先に教えてあげたいことです。
「(タバコなんか吸ってないで)毎日、紙に書け!ゴラァ」と(笑)。
ま、過去には戻れないので、
かつてのじぶんと同じように空回り、成果出せずに悩んでいる人を下支えする日々です。
今のあなたの中にもたくさんの知識、経験、思いが詰まっています。
その一体何パーセントがアウトプットに生かせているでしょうか。
すでに、あるのですよ。
その「ある」ものを最大限に生かせる自分を目指してみませんか。
今の私、今のあなたでいい。
じぶんを存分に生かしていく方向性ってあります。
むしろこれからの時代に合っているような気がしています。
「まだまだ足りない足りない」と足し算の発想ではなく、
「あるよ」とたとえパンツ一丁でも堂々と笑っていく。
(・・・うーんちょっとたとえがヘンですね笑)
メモ書きは今のあなたに勇気を与えてくれます。
あなたのまま、今のあなたにできることを見つけてみよう。
それはたくさんあるはず。
「今のあなたはどんなことを考えていますか?」
試しになにか紙に自由にありのまま頭の中を書き出してみて。
思わぬ言葉が書き出されたり、自問自答し始めたりするので、どうぞ楽しんで。
何かの答えや方向性が知りたければ、じぶんの手が教えてくれる(かも)。
じぶんを生かすには、メモ書きを勧めます。
やってみて何か具体的な行動が1つでも書き出されたら最高です。
よかったら、気づいたことや感じたことを今度教えてくださいね。
PS,
今夜は満月でしょうか。見事なまん丸です。
人もほんとうはみんなまん丸な存在なのだと思います。
(一見欠けているように見えても)
それでいい。
ありのままでいこう^^