あなたの言葉が温かくなる三秒の間

誰かと対話する際に、即答しないように気を付けています。

０秒で思考するのはいい。
でも、０秒で言い返さないようにするのです。

理由は、間がない即答をされ続けると正直ちょっとしんどいから。
というのもありますが、なにより言葉がじんわりと温かくなるからです。

あなたが言葉を口にする前に。
たった三秒でいい。
目の前の相手の気持ちを察するようにします。

察するとは、おしはかる、おもいやる気持ちのことです。

三秒の間。
そのあとに、じぶんの気持ちや意見を伝えてみるのです。
何を伝えても自由です。

あなたの言葉には不思議とぬくもりが宿っているでしょう。

ふつうにしているけど、ほんとうはめっちゃしんどいのかも。
ギリギリでなんとかがんばったのかも。
もう心は限界なのに、でもムリしていま笑っているのかも。

（三秒のイメージ）

間がないと、自分目線でときにトゲトゲしい表現になりがです。「そんなの当たり前だろ」とか「簡単だろ」とか即答したりします。

三秒間察した後なら、
「あなたなりにがんばったんだね、それはおつかれさまでした」
とまず相手目線で受け止める言葉が自然と出るでしょう。

決してほめるとか、ねぎらうような気の利いた言葉でなくてもいいのです。

ただ三秒待つ。
その間は相手の気持ちを察してみる。

やってみてください。
特に12月というのは、せわしない季節でもありますが、いろいろ察してほしいと思う人が多い季節でもあります。

どうかあなたの言葉にささやかな温もりを。

今日仕事で会う人、家族にも、三秒の間をもってみて。

あなた自身の心にもゆるりと余裕が生まれるはずですから。

それでは、また。