人生ってこれからじゃないか。
ぼくはもしかしてまだ中間地点にすら行っていないのかも。
そう感じている中年男が、人生の原則を語るなんておこがましい限りなのですが、どうやら肝は「フォーカス」にあるんじゃないかって話です。
最近はめっきり手にしなくなりましたが、若い頃は自己啓発本やビジネス書をむさぼるように読んでいました。
でも、2014年に発刊された「エッセンシャル思考」を読了したのち、「もういいや」とつぶやきました。
結局そこに書かれていたメッセージが、本質だと思ったからです。
じぶんにとって本質的な仕事だけをやれ。
それ以外の仕事は、すべて無視しろ。
著者のグレッグ・マキューン氏はなんども問いかけます。
「それってほんまにダイジなん?」
「そうでないならサッサと捨てろや」
「さ、グズグズすな。」(関西弁に意訳)
本書のメッセージは極めてシンプルです。
人は意識の焦点が絞り込まれるほど、パワーを発揮しやすくなります。
限られた時間、コスト、集中力を1点に注げと繰り返しているだけです。
アップル創業者の故スティーブ・ジョブズしかり経営の神様ドラッガーしかり同じことを言っていました。
「なんやお前、結果出したいならフォーカスしろ」と。
何か1つを決めて徹底してやり抜くから、突き抜けられるのです。
そういえば先日も某テレビ番組で歌のうまい子供たちが、壮絶なカラオケバトルをしているのを見て、改めて思いました。
彼ら彼女たちは1日何時間も、しかも毎日毎日練習に明け暮れているのです。ずっとカラオケの練習を、ですよ。
何かを選ぶということは、同時に何かを捨てているんですよね。
相当な覚悟が要るでしょう。
しみじみ思いました。
ひるがえって、ぼくたちはどうでしょう。
・みんながやっているから
・流行っているから
・うまくいってる人をマネしよう
・今までがもったいない
・NewsPicksよまなきゃ
・ツイッターが・・
(もういいですか)
簡単に情報やノウハウを取り込める環境にぼくらはすぐにおぼれてしまいがちです。
すべてやらなくていいのです。
とりこまなくていいのです。
実はどうでもいいこと、多すぎなのです。
中途半端にやれてしまったりするもんだから、アレもコレもと手を出して足し算の人生を歩んでしまいます。
しかし、それはすなわち集中ではなく、ムダな分散をまねきます。
だから結果もしょぼくなる。
分散は株式投資だけでいいのかもしれません。
仕事も人生も突き抜けた結果を出したいなら、
フォーカス!フォーカス!フォーカス!ってことですね。
毎朝、顔を洗う際、鏡に向かって問いかけていこうと思います。
大事な「1つのこと」は何?
メモクリエイターとして独立して、もう10年、まだ10年です。
じぶんが信じて選んだ道を正解にすべく、ますます1点フォーカスして磨き倒していきたいと思います。
それでは、また。
マンガ版もあるようです。