こんな混迷した時代に幸せになるには?
めっちゃ抽象的なテーマですが・・・(笑)
スマホの中に答えはありませんよ。
1つの問いを、じぶん自身にシンプルに投げかけ続けることです。
解説します。
人はそうカンタンに自分自身のことはわからない
ずいぶん前のことです。
コンサルタント会社に勤めていた際に、ちょっとイケイケな時期が私にもあったんです。
経営者や幹部の方々を相手に堂々と課題を指摘し、対策として組織論をのたまい、アドバイスとコンサルの売り込みをしていました。
ある時ひとりの経営者に言われたのです。
その一言でわたしは目が覚めました。
彼は黙って私の演説、いやプレゼンを聞いた後に、ポソっと言いました。
「で、駒込さんはどう思うの?」
「(えっ!今まで何を聞いていたの?)」
一瞬そう思いましたが、ほどなく問いの真意は理解できました。
私が話していた「そのほとんど」は、
さも自分の考えであるかのようでしたが、実は他人の考えの受け売り、借り物の言葉ばかりだった、ということに。
それが猛勉強している相手には透けて見えていたのでしょう。
「ボクはあなたの意見に聞くために、ここにいるんだよ」
もう恥ずかしくて、一気に耳まで真っ赤に。
懐かしい思い出です。
その一言をきっかけに「自分の意見を持つ」ことの大切さを意識できるようになれました。社長には今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
「わたしはこう思う」
何事もスパッと切れ味よく言える人はカッコいいですよね。
・・・でもさ。
そう簡単にできるものではありません。
こういうことってしばしばありません?
「好きな映画は?」
「好きな食べ物は?」
「好きなタイプは?」
そう聞かれて、一瞬なにも思い浮かばずに困ったことが。
で、なんとなくみんなに受け入れられそうなたわいもないことを言ってしまう。
(本当は違う気がするんだけど・・・と自分でも思いながら)
また、ひっきりなしに来るAmazonのおすすめをみて、ついポチッと購入してしまう。
(はぁ、またムダなものを買ってしまった・・・と後悔する)
いずれもささやかな例ですが、この情報化社会ってどうしても他人の意見が自分のアタマに忍び込みやすく、誰もがハマってしまう可能性のある典型的ケースです。
情報化社会とは、言い換えれば「自分を見失いがちになる社会」なのかもしれません。
だからこそ、じぶん自身のことを「理解し続ける」ことは大事です。
自分を知るってカンタンなことじゃないけど。
でも、し続けましょう。
それは、他人の人生や考え方に沿って生きるのではなく、自分の人生を自分で考えて生きていくことにつながるから。
自分自身の言語化を習慣にしよう
「あなたは何が好き?」
よく私のメモの講座で書いてもらうワークの問い。
とてもカンタン(に見える)な問い、あなたなら1分間で何個書けそうですか?
中には、さらさら書ける人もいるけど、2、3個で止まって書けない人もいる。
もちろん、この問いの答えを知る人はじぶん自身だけです。
素朴な問いですが、おすすめです。
自分の好き、を発見していくだけ。
そして、なぜ好きなんだろう?と理由も考えてみるといいですね。
あなた自身の意見は?だといきなりハードルが高いけど、
あなたの好きは?から始めていくと答えやすいはず。
日頃から好きを見つけてメモしていく。
書き出すことで、明確さが変わりますから。
例えば、最近再発見したことですが、
私は「餅(もち)が好き」なんです。
なぜかって、小さい頃大好きだったおばあちゃんが、何かいいことがある度に餅を作ってくれたのです。
思い出すたびに優しい気持ちになります。
そんな思い出があるからなんです。
私の中では、
餅=ラッキーディ、喜ばれる、ほめられる、みんなの笑顔
そういう優しさのルーツに立ち返られるソウルフード。
元気がないなら、餅を食べよう!
ってなるのです^^
もし今、「好きな食べ物は?」と聞かれたら、
「餅!」即答です^^
なぜならねって、理由も添えられます。
あなたも「好き」はもっともっと再発見できます。
言語化されていないだけ。書き出していないだけです。
もちろん今後も新たに増えていくでしょう。
好きが増える(発見によって)と、自分のことが理解できてきます。
同時に、幸福感も比例して増えていく気がします。
よく自己分析って、言います。
自己分析と聞くと、途端に小難しく、めんどくさくなりませんか。
シンプルに「自分の好きを探す」からでいいんじゃないかと。
他人と自分の考えを区別する
自分のことを知ろう、まずは好きなことを発見していこう。
でも、当然のことながら他人の意見や好みを拒絶することではありません。
すべての情報を他者から受け取って生きている以上、影響を受けないわけにはいきません。
大事なことは、
・どこまでが他者から影響を受けているものなのか
・どこからが自分の考えなのか
を意識して分けられること、なんだと思います。
それらをアタマの中だけでやるには、凡人にとってはかなりハイレベルでムズカシイ。
なので、メモ書きして視覚的に線を引いて区別したらいいのです。
自分で書いたことを見て、「へぇ〜」と気づくこと、たくさんあります。
「自分のこと(意見)」を言語化して、説明できるようになる訓練になります。
簡単な日記メモからでいいと思います。
やってみて!
じぶん自身の人生を生きるために
情報化社会はとにかく便利ですが、迷います。
しばしば自分を見失いがちになる。
とりわけ、昨年からの大きな変化の最中ではなおさらです。
大衆の同調圧力の凄さ、まじまじと感じます。
大手メディアの偏った報道、SNSで飛び交う千差万別の発信など、
今後も自分を見失いやすい環境は変わらないでしょう。
だから、じぶん自身を大切にして生きましょう。
私たちが生きる目的は、「幸せになること」。
幸せってひとりひとりの個人の中にしか答えはありませんよね。
とするなら、どんな状況であろうが迷わず自分が幸せになる選択ができること。
それができるジブンをつくっていきたいものです。
自分を大切にできる人こそが、他者も大切にできるはず。
自分のことを言語化して理解していく意味ってあるでしょ^^
(伝わったかな〜)
では、さいごにふたたび聞きます。
「あなたは、なにが好きですか?」
好きが分かれば、何を選べばいいかわかります^^
シンプルに考え動きましょう。
それでは、また!
①情報化社会とは「自分を見失いやすい社会」とも言える
②他人の意見や好みばかりを受け入れて、自分の考えを失っていないだろうか?
③幸福な人生を選べる自分になるために、「好きなことはなに?」というシンプルな問いに答え続けよう