会社を本気で辞めたいけど、なかなか上司に言い出せない。
もう心の中では辞めることを決めているのに。
休日もモヤモヤして蔦屋書店に気晴らしに行ってきた。
そんな、悩みを抱えている人への記事です。
かつて私も会社員を辞める時、なかなか上司に言えず約1年間モヤモヤした時間を過ごすもったいない経験をしたことがあります。
当時、チームリーダーをしていたので、余計に責任感が邪魔して言い出せない日々。
なかなか辛かったですね。
部下の方がサクサク辞めたり・・・
そんなモヤモヤしている毎日を変えていきたいなら。
もし今の私なら、その時の自分にこんなアドバイスをおくります。
辞めるまでの期間、こんな過ごし方もあるよ、と。
解説します。
その1:期日を決める
大前提というか結論です。
辞めたいという人の多くは、「いつ?」が定まってないことが多いものです。
物事をこなしていくには「まず自分の中で期限を設ける」ことです。
半年先、3ヶ月先など、いつ辞めるのか、をまずは設定しましょう。
これだけで、気持ちがサッパリします。
いつまで続くのかがわからない。
先行き不透明な状況でこそ、人は苦しさを感じるのです。
いつ終わるのか、これがわかるだけで希望が見えてきます。
ちなみに私は1年ほどグダグダ悩んだ上で、
「よし、3ヶ月先に辞めよう!」と期日を設定しました。
もうフリーでやっていく覚悟と準備はあったので、居ても立っても居られない感じで3ヶ月後としました。(同時に辞めることを上長に伝えました。)
さすがに1ヶ月後に辞める、では直近すぎて組織に迷惑がかかると思います。
(でも就業規則には「1ヶ月前に」ってあるけど・・・)
いやいや、社会人として相手の立場を考えましょう。
切羽詰まった事情がない限りは、円満に退職できるスケジュール設定が望ましいです。
最低でも3ヶ月先、ないし立場によっては半年〜1年後でもいいと思います。
日付を決めると、なんだかサクサクと動けるんですよね。
物事も冷静に見えてくる感じがしてきます。
その2:書店に行くよりブログを開設して書け
転職なら別ですが、もしも起業やフリーランスとして自分の足で立っていきたいというなら、ぜひブログを書くことをオススメします。
というか、しょっちゅう本屋には行くな!と言いたいのです。
なぜか?
「迷うから」です。
そもそも何かやりたいことがあって会社を辞めるわけですよね。
でも、本当にその決断が正しいのか、後悔しないのか、不安になるでしょう。
私もそうでしたから。
そうすると、人は「他人はどうしたのかな」を知りたくなるのです。
また、誰か偉い人、私の決断を正当化してほしいという気持ちになるのです。
すると自然と行き先は書店へ・・・。
貪るように立ち読みし始めます。
ビジネス書コーナー、自己啓発コーナーの常連へ(笑)。
私がそうだでした。
しかし、意見はさまざまですし、
やめておけ、もっと慎重に。いや、イケイケGoGo!人生1度きり!
こんなやり方、あんな起業方法、などなど。
読めば読むほど、迷い出します。
そりゃブレますよ。
そんな書店(迷い道)へ行くよりも、
私のオススメは、
「辞める日まで、徹底的に自分の思考を整理する」ことです。
・これまでその会社、仕事で学んだこと。
・自分がどんな貢献ができたのか。
・後輩に教えたいこと。
これらをシンプルにまとめて書く。
つまりアウトプットしていくのです。
自分のためでもあり、お世話になった方々への恩返しの意味もあります。
思考整理は日記とかでもいいのですが、ブログが一番いいのではないでしょうか。
人に見られることを前提に書くので、やればやるほど力になるからです。
辞めるまでの数ヶ月、情報を消費ではなく、発信する側になる。
(もちろん、ブログはその後も継続する方がいいですよ)
要はクリエイターになれ、ってことなんです。
この書く訓練は、必ず会社員をやめた後にも生かされるでしょう。
少しづつ、少しづつ積み上げをはじめておきましょう。
その3:新しいものを生み出すことだけに頭を使い、行動を起こす
あと何ヶ月しかこの会社で働けない。
この時間の有限性は、あなたの意欲を少なからず高めるはずです。
その意欲をどこにフォーカスするか?
それは「新しいことを考え、行動する」この1点です。
なぜなら、会社が最も欲しいことだからです。
会社員をやっているときって、新しいことを生み出すのってけっこう無関心。
「どうせムダだよ」とか思ってやらんのですよ。
要はどうしても受け身的になってしまうのです。
それでもお給料はもらえますからね。
でも、もしも起業や自営業へ転身するなら、
毎日毎日新しいことを考え、試行錯誤の連続になります。
そういう頭の使い方ができないとやっていけません。
会社員とは違った思考を鍛えないとダメなのです。
なので、在籍する残りの期間、どうせわずかな期間なのです。
自分のためだけではなく、組織への貢献ということで、
新しいものを生み出すことだけに頭を使い、行動を起こしてみるのです。
完全に「創造する人」として毎日を生きてみる。
私は当時このスタンスで残りの時間を過ごしていました。
かなり日々の充実度が違ってくるはずです。
①期日を決める
②書店に行くよりブログを開設して書く
③新しいものを生み出すことだけに頭を使い、行動を起こす
なんとなく、辞める日までをカウントダウンして働くのではなく、
お世話になった組織への貢献と自分の価値を高めることを両立した
過ごし方を目指してみてはいかがでしょうか。
そして、最後惜しまれながら、応援されながら組織に別れを告げる。
これが理想ではないかと思います。
それでは、また。