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開くたびに、希望が湧いてくる一冊のご紹介【凡事徹底】

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凡事徹底

〜平凡を非凡に勤める〜

鍵山秀三郎さん著

私の本棚にかれこれ10年以上もの間、鎮座している不動の一冊をご紹介します。
ご存知、イエローハットの創業者であ李、掃除で有名な鍵山秀三郎さんの名著です。
「凡事徹底」とは、簡単なこと、単純なことを極めていくこと。

今でも月に1回は再読しています。

さらっと読める分量ですが、内容はやさしくて濃い。

 

一言で言えば「開くたびに、希望を与えてくれる本」です。
私のような迷える凡人がとるべき道を迷うことなく示してくれる、まさに羅針盤のような一冊。

 

では、凡人がとるべき一手とは何か。

やればだれにでもできる簡単なことを徹底して、
その中で差をつけていけ。 

という教え。めっちゃシンプルな教えです。
これ以上でもこれ以下でもない、ど真ん中のアドバイス。

 

微差、僅差の積み重ねがいずれ大差となるよ。
この2つをいつも追求し続けよ。

世の中は根気の前には頭を下げる。

火花の前には一瞬の記憶しか与えない。
だから、牛のよだれのように、根気よくやりなさい。

 

例えが牛のよだれですよ(笑)。

でもね、こういうことって今の時代わたしたち忘れがちになりませんか?
根気よくやること。

 

ネットの世界は、成果を出すための近道やノウハウばかりが転がっています。
選択肢が無数にある社会。
一見、凡事徹底などアホらしく見えそうです。
ともすれば、今の若い方にはピンとこない内容なのかもしれません。

 

 

私もかつてはそうでした。
正直、わかるけど古臭い古典だなぁと感じていました。
(だから凡人なんですけどね)

 

ちょうど15年前、コンサルティング会社でバリバリ勤めていた時で、
どちらかと言えばアメリカ発の考え方ばかり追っかけていました。
ハーバードビジネスレビューとか無理して読んだり(笑)

 

そんなある日のこと、
親しくさせて頂いていた不動産会社の経営者に誘われたのです。

 

 

「こまちゃん、こんど朝4時から新宿2丁目を掃除しない?」

え?え?4時?
え?新宿2丁目?
え?掃除?
「はい、イヤです」

 

 

反射的に断りかけましたが、とてもよくしてくださる方の手前、無下に断るのも失礼。

 

 

行きましたよ、4時に。
そういうそうじの団体があって、数十人が参加していました。
初めての光景でした。

 

 

新宿2丁目の早朝って想像できますか?

 

もう人間の欲望や醜さが全て街に落ちているかのごとく。

 

 

詳細な描写は省きますが、
それらをガシガシ拾い、ブラシで擦り、きれいにしていくのです。
なんなら、ベテランの方なんかはなんだってひょうひょうと拾っていきます。
ゴミへの向き合い方が私なんかとまったく違うのです。

 

 

でも、
やっていくうちに次の3つの感覚に私は気づきました。

・小さなことに目が向いて見えるようになってきたこと
・頼まれていないのに貢献していることに妙に心が満たされること
・掃除をしている人たちの表情がみんな生き生きしていたこと

こういう本質的なことって頭でわかるというよりも、体験で腑に落ちるもの。

その後に、経営者の方から本書「凡事徹底」を紹介されました。

 

読んでみて目から鱗でした。

 

凡人であり、でも凡人のまま終わりたくない若手コンサルタントだった私に足りないことが、全て書かれていたからです。
要するに、凡事徹底です。

 

その経営者は私に気づいてほしかったのでしょうか。
本当に感謝しています。

 

今日も本書を開きました。

「紙一枚の厚さでいいから積み上げることが大事だ」

最後のページにある一節に励まされました。

 

バイブルってこういう何度でも読める本のことを指すのでしょうね。

 

 

本書はこんな人におすすめです。

・凡人の人すべて(世の98%ぐらい?)
・凡人だけど、高い成果を上げたくて頑張っている人
・もう小手先のノウハウではなく、ど真ん中の本質で生きたい人

凡事徹底でいきましょう!

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